ランダムおすすめ記事

ホームページ作りました

夢の続きをまた見たい

2015年。

湘南ベルマーレ2-1鹿島アントラーズ

 

ホーム最終戦セレモニー。前年からベルマーレを見始めた友人にこう言ったのを覚えている。

「このチームには未来があるよ。」

 

チョウ・キジェに率いられた、かつて何者でも無かった若者たちは2015年にJ1の舞台で8位に躍進した。

まだ発展途上のベルマーレはもっとすごいチームになる。

その確信があったからこそ発した言葉だった。

このチームの未来がみたい。

 

夢の続きがみたい。

 

しかし夢に続きはなかった。僕がどうしても見たかったあのチームの未来は、ついに訪れることがなかった。

J1第32節 湘南ベルマーレ対鹿島アントラーズ 強豪鹿島アントラーズにダブル達成。ベルマーレがホーム最終戦を勝利で飾る。 - ニートがベルマーレ好きすぎて会社起こしたけど今後は未定

ついに見られなかったあのチームの未来

2017年に遠藤航。2018年に永木亮太が日本勢の悲願であるアジアを制覇した。

しかしそのユニフォームは湘南の象徴であるライトグリーンではなかった。

あの鹿島戦から数ヶ月後。湘南は他のJ1クラブから容赦ない引き抜きを受け主力が次々と離脱。その中に遠藤や永木といった選手も含まれていた。

2016年にJ1で17位となり降格。菊池大介、大槻周平といった選手がチームを離れていった。

自覚せざるを得なかった。夢に続きは無かったことを。どこまでもいけると思っていたあのチームの未来を確認することは、ついに出来なくなってしまったのだということを。

 

夢の続きをまた見たい

しかしこのチームにはまだ希望が残されていた。

当時は失ったものへの大きさで見えなくなってしまっていたけれど。

だけど最近感じることが増えたことだ。

夢の続きはちゃんと託されていたのだと。

 

このチームに残ってくれた選手たち。

菊地俊介、石川俊輝、アンドレバイア

 

もう一度湘南でプレーすることを誓ってくれた選手たち。

秋元陽太、高山薫、大野和成

 

はるかに大きなクラブから湘南を選んでくれた選手たち

岡本拓也、秋野央樹、梅崎司

 

そしてなによりも。今はまだ何者でもない若者たち。

齊藤未月、石原広教、杉岡大輝

金子大毅、松田天馬、坂圭佑

 

彼らの成長を感じるたびに思う。彼らが大人になっていくたびに思う。

彼らもまたベルマーレの大きな希望だったのだと。

そしてなによりもベルマーレの応援しているならば、ベルマーレが好きならば。絶対に感じているはずだ。

 

このチームは、いずれあの2015年をも超えるのだと

 

あの日の続きが見られるのだ。

俺はそれを見にいきたいのだ。

 

もしかしたらシーズンが終わって彼らはいなくなってしまうのかもしれない。

今回もまた夢の続きは見られないのかもしれない。

だけどそれはもうすぐわかる。残ればわかる。

僕たちは夢の続きが見られるのか?ずっと確かめたいと思っていた。

 

そして許されるならば、

 

夢の続きをまた見たい

 

・・・

あの日から僕はずっとそう思っていたのだ。

 

 

だから笑おう。最後に笑って終わって。そして夢の続きを見に行こう。

あの日からずっと見たいと思っていた。

夢の続きを、こんどこそ。