齊藤未月。湘南から世界へ。
プレイを見ればすぐわかる。齊藤未月は湘南ベルマーレで育った選手だと。
縦に速いそのプレイも遅らせるのではなく奪い切るその守備も。
プレイを見ればすぐわかる。どのクラブでもない。
齊藤未月は湘南ベルマーレの遺伝子を宿している。
齊藤未月を必ず東京オリンピックに
湘南から世界へ。その夢は2016年に叶わぬ夢となりました。
日本代表、オリンピック代表キャプテン。
まさにこれから脚光を浴び、そして湘南ベルマーレというクラブの価値も。
しかしその夢は叶わず育成で育った彼はさらに大きなチームに買われていきました。
オリンピック。皆が注目する世界の舞台。その所属クラブに湘南ベルマーレはふさわしくなかった。
スタジアムの質。資金力。環境。現実を見れば当たり前のこと。とはいえずっと育ててきた選手をここで手放さなければならない悔しさはどれほどのものでしょうか。
夢は終わった。あれだけの選手はそうそう現れるものではない。
そう思っていました。彼のプレイを見るまでは。
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ホームタウン藤沢で育った。ベルマーレの遺伝子をこれでもかと感じさせる。
まだ高校生の少年にこの重圧を背負わせてはいけない。それはわかっています。
それでも。それでも彼がプロになった今。やはり期待をせずにはいられない。
湘南から世界へ。齊藤未月がオリンピックに出る。しかも晴れの舞台。東京で。
その時の所属クラブは湘南ベルマーレだ。この夢を叶えたいと思っています。
必ずこのクラブをもっと大きくする。 齊藤未月にふさわしいクラブに。
他のJクラブには渡さない。
彼が世界に挑むのにふさわしい。そんなクラブにベルマーレを。
湘南から世界へ。今度こそ。その願いは現実に。