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審判の扱い方についてJリーグ事務局は決定的に間違っている

最近Jリーグで誤審が多いと問題になっています。

もちろん誤審は良いことではありませんがそれがすべて審判のせいかと言われるとそれが違うと思います。

審判は人間の限界を越えたタスクを要求される

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上の動画はラインズマンの動きを撮影したものです。

基本的にDFの最終ラインに陣取りながらファールを見極めるためにボールに近づくなどその場で様々な判断をしています。

また、ゴールが入りそうな場面ではゴールラインに立ってゴールに入っているか否かを見極める必要があります。

つまり通常時はDFラインからずれないように常に細かく動きつつ、ボールの取り合いとなれば近くまでダッシュしてファールを見極める。

 

 

 

また4分35秒のシーンのようにFWがDFの裏を取ったら現役のサッカー選手よりも早くダッシュし、シュートしたボールより早くゴールラインに到達しなくてはいけない。

 

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・・・

 

 

人間のできることじゃないでしょ?

 

そんなことができるんなら審判なんかやめてアスリートになって大金を稼ぐほうが理にかなっています。

ちなみに僕はスタジアムで、ラインズマンがオフサイドラインについていけずに本来のオフサイドラインのはるか後方からオフサイドの判断をするのを何度も見たことがあります。(映像が撮影できればいつか載せようと思う)

 

Jリーグ事務局の罪。それは審判を神格化したことである

よって私たちは審判に対して認識しておかなければいけないことがあります。それは

「審判は神ではなく人間である」

「人間はミスをする」

「審判の労働環境は極めて過酷である」

ということです。

 

しかしJリーグ事務局は審判を神にしたてあげました。

 

きわどい判定はオーロラビジョンで流さない。

ジャッジに対して異議は認めない。

審判は常に正しい。

 

これがJリーグ事務局の決定的に間違っている部分です。

 

審判は神ではない。正しくないんです。

ですからまずJリーグ事務局は審判が「絶対ではない」ということを浸透させなくてはいけない。

その上で審判のジャッジに対してもっとみんなで議論できるような仕組みを作らなくてはいけないし、少しでも正しい方向に行けるようにみんなで考えていかなくてはいけない。今の議論すら許されない閉鎖的な状態では何も解決しないんです。

 

 

審判はJリーグ事務局が守る

情報がオープンになれば、批判が増えるかもしれません。

審判は間違えることもありますがそれでも人間は感情で動きますから心無いことを言う人もいるでしょう。

 

そうしたらJリーグ事務局が体を張って守ればいい

 

Jリーグ事務局が審判に通達している基準を、ジャッジに対して組織内で議論されたことを、事務局が伝えて審判を守ってあげなければいけない。

現役の審判に批判に対してレスポンスをさせるのは負担が重すぎる。しかし情報を公開しないと問題はいつまでも解決しない。

ですからJリーグ事務局が矢面に立たなくてはいけないのです。

Jリーグ事務局が自分たちの考えを発信していかなければいけない

今のJリーグ事務局はその責任を放棄しています。

 

情報を隠すことで、議論を生まないことで、審判への不信感が増大し、余計に審判が批判にさらされているのです

 

 

個人的にはテクノロジーを導入してサポートしなくてはいけないと思う

W杯でゴールラインテクノロジーというシステムができたことによりシステムが導入されているスタジアムではゴールの判断というタスクから審判が解放されました。

これは非常に大きな進歩です。

もっとも重要な判断をする必要が有り、なおかつゴールラインまで全力疾走しなければ正確に判断できないという鬼のような作業から審判が解放されたのです。

サッカーでは選手がありとあらゆる技術を駆使して審判を欺こうとしますが、バニシングスプレーなどの工夫により少しづつ環境が改善されてきています。

ビデオ判定などは試合の臨場感を削ぐため難しい部分もありますが、上手く活用することができれば審判を助けることができるはずです。

審判のタスクは人間の限界を越えていますからできるだけ早く導入するべきです。

 

Jリーグ事務局にいち早く動いてくれることを望みます

実は僕はアルバイトでフットサルの審判をしていたことがあります。

だから審判の気持ちが少しはわかります。

審判は自分が間違っていると思っても一度決定したことは覆せません。

審判とはそういうものなのです。

でも僕がやっていたのは客商売でしたからお客様からのクレームは聞かなくてはいけません。

だから大会が終わったあとに「自分のポジションが悪くて間違った判断をしたかもしれません」などと言ったことはあります。

だけど本当にまずいトラブルの時に責任者は僕を守ってもらってくれました。

会社の考え方を責任者がお客様に伝え、なんとか納得してもらいました。

そうやって守ってもらっているから僕は審判を続けることができました。

 

 

Jリーグ事務局の方々、本当に今のやり方でいいですか?審判への不信感はあなたたちが作っていませんか?

審判のことを本当の意味で守ってあげられていますか?

審判に批判が向けられている時にそれはあなたたちに責任があるとは思いませんか?