J2第8節 湘南ベルマーレ対FC岐阜 チョウ・キジェを超えろ
東京ヴェルディ戦を終えてようやく戻ってきたホームゲーム。
うん。厳しい試合でした。結果は3-3のドロー。
でもこの試合そんなに酷くなかった。もちろん最高の試合じゃないけど僕は悪くないと思いました。
早くに決まった先制点
この日は以前からやりたかったバイアカメラ。これをやろうと思っていたので最初の20分くらいまるまる映像があるんです。
岐阜は大木サッカーの特徴であるポゼッションを活かしながら湘南の弱点であるサイドの裏のスペースにボールを供給してきます。
これはヴェルディ戦でもやられましたし構造上どうしても狙われる部分。
映像見返しても岐阜はきちんとボールを保持できるチームであることはすぐわかりますし一点先制した後にボールを持たせつつも我慢してもう一点奪いに行くプランというのはそんなに悪くなかったと思います。
この試合、この相手にただやみくもに前にいくだけがサッカーじゃないと思う。
未月のシュートが決まっていればとかジネイが決めていれば多分ぐっとベルマーレに傾いていただろう試合。
たしかにとにかく前にという人には物足りないかもしれないけどちゃんと狙いをもってやっていたと思いますよ。
これが前半終わり間際の映像ですけどこれはこれで決して悪くなかった。
惜しかった1失点目あと
だからこそ惜しかったのは1点目取られた後ですよね。
確かにシステム変更などもろもろあって少し劣勢になることが増えました。
それでぽっかり穴が空いて失点しましたね。
でも破綻まではしていなかったしあそこでいったん試合を落ち着かせることは可能だったと思う。
でも1失点してから落ち着けずに2失点目をして。行くしかないから自動的にチームで意思統一がなされてその結果良くなるというのは・・・。
あのレベルの相手に失点したってそれはありうることだと思うんですよ。
だからそのあとにとりあえず今のベースで試合を続けていったん落ち着かせるのか?
それとも前からいって相手を押し返していくのか?
結局2失点目をした後に後者になったわけですけど、これを是非1失点目をした後にやってほしかった。
これが本当にもったいないというか惜しかったです。
と同時にあの頃とは違う。このチームはまだまだ発展途上のチームだなということを強く感じました。
見事だった岡本のゴール。ここからスタジアムのテンションが変わり始める
試合終了間際。スタジアムのボルテージがあがるとともに試合も迫力を増していく。
試合は結局3-3ドロー。強敵相手に自分たちの若さ、発展途上な部分が出た試合とも言える。
チョウ・キジェをこえろ
試合終了。複雑な感情がまぜこぜになりながら。
この試合が終わったあとに思い浮かんだのがこれでした。
この記事がどこまで真実をついているかはわからないですし、「いい練習」のところは置いておくとしても。
確かに岐阜戦は監督のシステム変更でドタバタした場面があってそれをやってしまった監督にも問題があったのだと思いますが、ゲームをするのは選手。
実際今年は失点すると必ず選手が集まったり、自分たちで解決しようとする場面が増えていると思います。それはあの悔しさを繰り返さないために必死にもがいているのかもしれません。
監督に依存するのではなくある意味チョウ・キジェ監督を乗り越えて自分たちでゲームを作っていく。
岐阜戦の1失点目。2失点目。逆転された後の試合運び。
やっぱり彼らはチョウ・キジェを超えていかなきゃいけないんだろうなと。
それが出来た時にこのチームはひとつ階段を登るのかなと感じました。
・・・
ただある意味楽しみというか。彼らがこれを乗り越えた時にまだ全く別の選手になっているんだろうなと。
その彼らの変わっていく姿が楽しみになってきました。
あの選手が変わっていく瞬間。今まで何度も見た震える瞬間を彼らにも見せて欲しい。
そう願っております。