2試合連続でロスタイムに失点。なぜ最後に守りきれないかについて自分なりにあたりをつけてみたらそれなりのデータが集まったので公開します。
ポゼッションされ続ける厳しさ
まず試合を見ていて思ったのは「これだけ相手にポゼッションされてしまうと守備するにはきついだろうな」ということ。
あれだけ相手にボールを持たれると体力もそうですが、精神力、あとは集中力がむちゃくちゃきつくなるんですね。
なのでじゃあ実際にどのくらいボールを支配されたのか?
ポゼッション率のデータを調べてみました。
まずは川崎戦。
ポゼッション率36.3%でした。
また2015年に等々力で最後に失点した試合のポゼッション率はこちら。
これは観戦経験ではなく競技経験からなんですが、相手がポゼッションを志向するチームでベルマーレがカウンターを志向するとはいえ30%台半ばは流石にむちゃくちゃきついです。体力が奪われて精神力がやられて最後に集中力がもっていかれます。
ちなみに2015年。勝利したホーム川崎戦。唯一ポゼッション率が40%台に乗っています。この試合も秋元神次第では最後にやられてもおかしくありませんでしたが40%台の時にはなんとか守備が凌ぎきりました。
次はサンフレッチェ広島戦のデータにうつります。
まずは昨年のホームで0-0で引き分けた試合。この試合は結構戦えた試合で44.7%のポゼッション率になっております。
次が0-5でフルボッコにされた昨年の最終戦。実はこの試合はポゼッション率が50%近くになっています。思い出してもらうと分かると思うんですがこの試合はボールは支配できたんですよ。ただしカウンターでボコボコにやられてしまいましたが・・・。
そしてこの間の広島戦。
39%と大幅にポゼッション率が下がっています。実はこの試合は一番広島にボールを保持された試合だったんですね。結果は試合終了間際に追いつかれてしまいました。
・・・
もちろんポゼッション率が低くても守りきれることもあるし高くてもやられることはあるんですが経験則から相手にボールを持たれ続けるのはむちゃくちゃキツイです。
ですから湘南ベルマーレとしてはカウンターをベースにしつつある程度ボールを保持して自分たちがゲームをコントロールする時間を作る。
これがかなり重要になってくると思います。
大槻投入はそれほど間違っていない
それと一部でヘイトが溜まっている大槻投入ですが別にこの判断は間違っていないですね。
実際試合を見ていても前線の選手が披露してプレッシングが持たなくなっていました。
ここが機能してくれないとどんどんラインが押し下げられて相手にゴールに近い場所でプレーされてしまいます。
ただでせえ相手にボールをもたれまくって色々摩耗している試合だったので守備陣からすると前にフレッシュな選手がいてくれるのはものすごく助かります。
大槻が入った→失点した→大槻が悪い
っていうのはあまりにも短絡的ですね。
あくまで僕の分析ですが最後の守備云々もそうですがそれまでの蓄積があって最後に失点しているので、その場で起きた現象だけ見るのは考え方としてあんまりうまくないです。
浦和レッズ戦展望
ここでいよいよ浦和戦の展望。
まず浦和レッズなんですが攻撃時に広島と同じ4-1-5を使用して幅を使って攻めてきます。
広島戦のレビュー
湘南ベルマーレ対サンフレッチェ広島 ゲームプレビュー ミキッチを潰せ
なので広島戦で使った4バックシステムは有効なんじゃないかと思いますね。
また過去の浦和戦のポゼッション率。
去年の開幕戦
これが埼玉スタジアムでの試合。
こんな感じです。去年の開幕戦は浦和がプレスを外すためにロングボールを蹴っ飛ばしたりしていたので45%もありますね。
でもレッズが普通に来るならどちらかというと41.5%の方に寄るのではないのかなと思っております。レッズはチームはボールが持てますから。
なのでカウンターをベースにしつつある程度ボールを保持して自分たちがゲームをコントロールする時間を作る。
その結果42%くらいポゼッション率が保てていけば結構面白いことになるんじゃないかと思っております。
試合は3/20。16:00から。
浦和戦のチケットですがお陰様で全ゲート完売しました。改めて御礼申し上げます。完売に伴い、明日の当日券販売がありませんので予めご了承ください。また「暴れん坊シートNEO」がわずかですが残席があります。ぜひ、お早めに!https://t.co/UdBaZ2bOaL #bellmare
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2016年3月19日
チケット僅かに残っております!!