この文章を真面目に見たい!という方はここでサッカーで言うニアサイドとファーサイドを理解しておくといいと思います。
ちなみに本編はネタ文章です。
ファーサイド、ニアサイドがどの位置(?)なのか、いまいちよく分かり... - Yahoo!知恵袋
まず同じ日に湘南ベルマーレの秋元陽太選手がお手本のようなプレーを見せてくれたのでその動画を。
GKはゴールエリアの中心とボールを直線で結んだ位置にポジションを取らなくてはいけません。
また頭をこされない程度に相手との距離を詰めれば相手のシュートコースを狭めることができます。
そして秋元選手の動画から分かることはきちんとしたポジションをとったら動かないこと、倒れないこと。
最後まで動かずに相手とボールの動きを観察することが大切なのです。
これを踏まえて三浦弦太選手のプレーを見てみましょう。
ちなみに三浦選手は本来のGKが退場したことで急遽ゴールマウスを任された急増キーパー。本来のポジションはDFなのです。
まず最初のフリーキック。
いきなりゴールラインにベタ引きしすぎです。
いくらなんでも後ろすぎです。
マリノスの選手も多分これは気づいてるので。
上のコースは狙えないけどサイドにグラウンダーのボールを蹴れば簡単に入る、と思ったはずです。現にFKでもそういうボールを蹴っていました。
しかしこれは今後のために三浦選手が考えた巧妙な駆け引きでした!
次の齋藤学選手が飛び出したシーン。(40秒くらいから)
さっきのようにゴールラインに立っているのではなくちゃんと前に出ています。前に出ることでシュートコースを消しているため、ある程度端っこの方にボールを蹴らないとゴールを決めることができません。斉藤選手は少し焦ったかもしれません。
しかしこのあと斉藤選手はさらに焦ることに。
三浦選手がポジションを突如ニアサイドに移したのです。
つまり自ら正しいポジションを放棄したのです。
しかしこの状況で斉藤選手がシュートを決めるのは意外と難しいです。
斎藤選手が左足でシュートをした場合ボールがゴールから逃げていく軌道のシュートになってしまいます。アウトサイドキックをしてボールにシュート回転をかけない限りは。もちろん普通に蹴るよりアウトサイドキックのほうが難しいです。
ニアサイドが空いていればそちらに蹴り込みたかったでしょうが、ポジションがずれているせいでコースが全くありませんでした。
FKのポジション取りを見るとサイドにグラウンダーのボールを蹴れば簡単にゴールを奪えるという感じでしたがこのシーンでは結構難しいシュートを斉藤選手は選択せざるを得ませんでした。
つまりそうです!
一見ポジションがずれているようで、先ほどの伏線を活かした三浦選手の巧妙に計算された位置取りだったのです。
実はその後のアデミウソンのシュートでは特に変なことはしていません。
ごく普通のポジションを取っているのです。
そうです!実は普通にポジショニング出来るのです!
そして次のシーンはまたしても斉藤選手との1対1!(1分20秒くらいから)
斉藤選手は先ほどの三浦選手のポジショニングが頭に入っています!
あいつはポジションがニアにずれる癖がある!今度こそファーサイドにきちんとシュートを決めるぞ!
ところがどっこい
1分26秒の場面。
今度は三浦選手が突如ファーサイドにポジションをずらします!
いやこれ間違ってます。
やっぱり自分から正しいポジションを放棄しています!
ただしこれを見た斉藤選手は
「あれっ!?ファーサイド全然空いてないじゃん!?」と思います。
しかし今度は逆にニアサイドが空いています。
つまり縦に切り込んでニアサイドにシュートすればいいんです。
斉藤選手渾身のシュート!
・・・
足で止めるんかい!!!!
いやこれ冗談じゃなくて、
本当にニアをわざと空けて誘ってるように見えなくもないんですよ!!
確かにニアは空いちゃってるんですけど、足を伸ばせばコースを塞げるくらいまでには修正していましたから。
(いやこれこじつけですよ。ポジションずれてるのは間違いないですからね)
ちなみにその後はちょっとステップとかたどたどしいですし、もう少し前に出てもいいと思うシーンはあるものの意外とちゃんとポジショニングしてます。
なぜか斉藤選手とのシーンだけ駆け引きみたいな動きをしているんです!
と・・・いうことで三浦選手は意図的にポジションをずらし、斉藤選手との駆け引きに勝利していたのです!!!
・・・
三浦選手のプレーを見ていてなんとなく思いついた妄想ネタです。
できればクレームとかは無しでおにゃーしゃー☆
ちょっと真面目な話になりますが三浦選手がなぜ無失点に抑えられたか?
それは最後までボールから目を離さなかったことに尽きると思います。
確かにポジショニングは危なっかしかったですがちゃんとボールを最後まで見ていた。技術的な部分は置いといても、
来たボールはきちんと止めるんだ!だからボールから目を離さないんだ!ときちんと意識しているから出来ることで急にGKとして出場してもそういう大事なことがちゃんとできるのはやっぱり立派だな、と思いました。