ゴールキーパーはポジショニングが命。
セービングの前段階の準備が非常に大切なのです。
ゴールキーパーの正しいポジショニングとは?
ゴールキーパーの正しいポジショニングはこちらに詳しく出ています。
「ボールと両ポストを結んだ等角線上に立つ」※かつループを決められない位置。
こんな風に線を引いて両サイドのポストから等間隔の位置に立っていればOK。
前に出すぎてループを決められてもいけませんし、ポジションが後ろすぎてサイドにボールを蹴り込まれてもいけませんね。
どこまで前に出るかはその選手の特徴によって異なります。
このパターンはもう少しニアによりたい。しかし頭をこされそうなボールを間一髪フィスティングしたので前後のポジショニングは正解だった。
左右のポジションはズレていないがサイドのスペースが空いているので、キーパーの特徴によってはもっと前に出てサイドのスペースを埋めるべき
左右のポジションはズレていないが前に出すぎているのでループシュートを決められてしまうかもしれない。
キーパーの特徴によってはもっと後ろに下がるべき
ポジションが横にずれすぎている。逆サイドに蹴られたら簡単にゴールを決められてしまう。
松本山雅戦の秋元陽太選手のプレーはどうだったか?
では秋元陽太選手のロスタイムのプレーはどうだったのでしょうか?
これがシュート直前の画像
ポジションが右にずれすぎていますね。・・・ということはこのプレーはポジションがずれていたから「たまたま生まれた好プレー」だったのでしょうか?
でも僕はこのプレーはたまたま生まれたプレーではないと考えています。
実はこの場面の前。つまりクロスが上がった場面では秋元選手のポジションは間違っていませんでした
このあと混戦になりボールの行方を見失ってしまうのです。
これは現地のスタジアムで僕ですらボールを見失いました。秋元選手はまず見えなかったはずです。
角度のあるスタンドから見てもボールの行方を見失う難しい場面。
しかし秋元選手はほとんどボール見えない状況の中、ほんの一瞬!
まさに一瞬ボールが見えた瞬間にわずかにポジションを修正します。
ここです!
動画で言うと26秒から27秒。ほんの一瞬、ごくわずかの時間ではないでしょうか?
確かに最終的にはポジションは間違っていますが、与えられた状況の中!最後のチャンスでわずかにポジションを修正した!この隠れた好プレーがギリギリの場面でチームを救い、勝ち点3をもたらした!
僕はそう思っています。
現地で見ていてこのシュートはやられたと思いました。
なんで止められたのかその場ではわかりませんでした。
しかしこうやって分析してみると、秋元選手が与えられた条件の中でゴールキーパーの命とも言えるポジショニングをほんのわずかですが修正した結果生まれたということがわかりました。
資料
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特にこの記事は僕の小さなブログの中では人気記事に当たるので読み応えがあるのかもしれないです。