前回、前々回とスタジアムの問題を中心に取り上げてきました。
前々回
サンフレッチェ広島のスタジアム問題。そしてついにこやのんこと小谷野社長が立ち上がった
前回
参考資料
スタジアムの未来~サンフレッチェ広島 森保一 欧州へ~ - YouTube
行政が協力的でスタジアムが建設できればいいですが、現状それは難しいという印象があると思います。
そんな中ガンバ大阪が画期的な試みを始めました。
トップページ | みんなの寄付金でつくる日本初のスタジアム!
寄付金を募ってスタジアムを作ろうというこの運動。
現在までに134億円が集まり目標の140億円まであと少しです。
スタジアムを核にした、町づくりにまでコンセプトに含んだものがようやく日本にも出来そう。これ、欧州なら当たり前なんですけれどね~。
もちろん陸上トラックはついていない臨場感たっぷりのスタジアムです。
ガンバ大阪 新スタジアム見学会 その2【手ぶれ注意】(2014/12/21) - YouTube
このスタジアムを成功させてスタジアム建設ラッシュにつなげたい
スタジアム建設を阻害する大きな要因は建設資金の捻出とその維持費です。今回は建設資金の問題を募金でクリアしたため、問題は維持費ということになります。
ここで維持費を上回る収益がどんどん上がれば、スタジアムはきちんと投資をすれば資金を回収しお金になることが証明できます。
ガンバ大阪は募金で建設資金をまかないましたが、収益が上がるなら建設資金を民間で負担しようと考えることも十分ありえます。
最初の動画のように欧州のスタジアムにはホテルやシアターを設置していますが、ガンバのスタジアムが成功すればさらに収益をあげるために、複合施設も含めたスタジアムへの投資が日本全国で進むかもしれません。
欧州ではスタジアム自体に付加価値を持たせ収益を上げます。
さらにスタジアムを中心に町づくりをすることで行政の政策にも貢献しているのです。日本のようにただハコモノを作り、あとはスタジアム使用料で強引に黒字を出す、というのは不健全で時代遅れの発想です。
外資の解禁は追い風に
今年から外資が解禁され、クラブを保有できるようになりました。
本気でサッカークラブに投資したいと思うなら、スタジアムは絶対に魅力的なものにと考えます。
海外の資金で収益性の高い施設ができるなんていいことしかないです。
素晴らしいスタジアムでサッカーを楽しめる。
スタジアムの概念を投資して収益を得るものに変換する。
そんな未来が待っているかはガンバ大阪の新スタジアムにかかっていると思います。