さて、日本代表がUAE代表に負けましたね。
どうやらPKを外した事で香川と本田が戦犯に仕立てられているようです。
日本代表見てると思うんですが、いつもわかりやすい戦犯
っていうのを作りたがりますよね。
こんな感じで!
普段からサッカーを見てる人って何を考えているのか
話は変わりますが僕はベルマーレのサポーターです。
今年ウェリントンという選手と契約が更新できず彼は退団しました。
当然サポーターは大騒ぎになりました。
それでね、この時のサポーターの思考回路って
やべえ!ウェリントンいねえ!20点もとったのに!
得点よりも誰がポストプレーやるんだ!
いやいやそれよりやばいのはハイボールだ。彼がハイボールを味方に収めたことで何回助かったか!!
やべえ戦術変えなきゃいけないんじゃねえか!???
みたいな感じなんですよ。
彼がどんな選手で、チームの中でどんな役割を果たして、それによってどういう戦術がとられていたかほとんどの人は知っています。
ですからそこを起点に
代わりのフォワードを取らなきゃ!
藤田じゃきついか??
むしろ2トップにした方がいんじゃないか?
じゃあプレスのやり方から何からやり直し!??J1でそれは致命傷だよ!
守備を固めて勝つんだ!
それはベルマーレのやり方じゃないだろ!
とかサッカーを起点にいろんなことを考えているわけです。
別に彼らはサッカーのことを専門に勉強したわけではありません。
ただ、年中同じクラブの試合を見て、時には練習も見に行って、
それを何年も何年も繰り返してるから
なんとなくわかるようになってるだけ
なんですよ。
代表の試合はたまにしかやってない
一方の日本代表は継続して試合をしません。
ですから代表の試合はどうしてもただ見ているだけでは戦術など様々なことが
わかりにくくなります。
さらにここに普段サッカーを見ない層が集結します。
サッカーはただでさえ敵と味方が入り混じる難しいスポーツ。
日本人が慣れ親しんできた団体スポーツである野球は、1対1の勝負を9人と繰り返すスポーツですから趣向は大きく異なります。
そうすると試合を見ていたってほとんどの事はよく分からないわけです。
ですから団体スポーツにも関わらず
責任を個人に集約するのです!
だってわかりやすいから!!
わからないものをわかるようにするにはそれしかないから。
W杯の時は
今まさにトップクラスが戦ってるワールドカップを見ていても思うけど、
こんなお子ちゃまの国で育てられては、戦うってことを本能的に身につけた国
の人に勝つのは、ホントに難しそう。
(↑なぜか現在は消されているけど当時は本当にこう書いてあった)
「くるり」のボーカル岸田繁、Twitterで『日本代表らしさ』というフレーズを批判wwwwww | 音楽がないと生きていけない系ヲタがまとめてみた
(↑なぜか記事は消されている)
こんな感じで便乗して注目をあびようという方々がたくさん見受けられました。
(単なる個人ブログなら取り上げませんが、これはプロのブロガーと著名人がオフィシャルに取材を受けた記事なので)
彼らの話していることは正しいとも思いますが、サッカーについて何も語っていないです。
サッカーについて何も語らず、自分の得意分野に引き込んで持論を展開する。
これはね思考停止です。
フットボールの敗因なんですからサッカーの分析をしなくてはいけない。
その延長線上に日本人の国民性を語るならまったくもって正しいですよ。
サッカーに国民性やその人の性格が出るのは当たり前ですし、育成の方法やロジックもその国の環境に大きく左右されますから。
でもねサッカーの敗因を語るのにサッカーに関する分析がないのはおかしい。
同様に、個人しかもPK戦での失敗で戦犯を仕立て上げるのはあまりにもレベルが低いと思うわけです。
僕は何も「にわかは発言するな」と言ってるわけではないです。
僕だって大してサッカーをわかっているわけではありません。
ただね、サッカーを語らずに分かろうともせずに
単なる戦犯探しやら、サッカー以外の部分のみで批判することは思考停止
なんです。
それじゃ日本のサッカーは強くならないということなんですよ!
僕が言いたいのは!
スポーツを専門に扱う新聞紙が
これをやったあとに
ろくに敗因分析もしないで次の日には野球の話しをしてる国で
それに追随してるような人がたくさんいるってことです!
日本のサッカーのレベルが低いっていう本当の意味はそういうことです!
選手批判いいことです!
にわか結構!いいことです!
どんどんやればいいです!
その上で、なんで弱いのか、なんで負けたのか?
少しだけでいいからサッカーを起点に考えてみませんか?
そうじゃなきゃいつまで経ってもサッカー強くなんかならないよ。