湘南ベルマーレ対柏レイソル戦 中村航輔研究
twitterでだいたい書いたんですが防備録の意味も兼ねてブログにまとめます。
中村航輔は何回か書いたことがありますがやっぱりいい選手。
湘南ベルマーレ対柏レイソル 中村航輔研究
柏レイソル×湘南ベルマーレ。
— SR (@sr2460) 2016年6月26日
中村航輔①
・パスが出た瞬間に前に詰めればシュートは打たれない
・相手がトラップしたら静止
・外に持ち出した瞬間にさらに詰める
・フットサルゴレイロのように体に当てる
偶然じゃない。必然のセーブ pic.twitter.com/VMEkmbimZO
当たってるとか当たってないとかじゃなく、必要な時に必要な動きをするから止められます。つまり再現性がある。この選手はこの場面でまた止める。
そういう類の選手です。
まず菊池大介がサイドラインギリギリからパス。中村航輔微動だにしません。
この場面では中央にボールが入ってから動きました。
パスなどのボールが動いているとき、相手が外に持ち出した瞬間。
ここで前に詰めます。なぜなら相手がシュートを打てないタイミングだから。
相手が外に持ち出した時に詰めるのは非常に効果的。外に持ち出すということはシュートする角度が少なくなるということ。
少なくなった角度にさらにゴールキーパーが蓋をする。チャンスのように見えてコースがない。ゴールの中心とボールの対角線上に立つ。これが基本。これでコースがなくなる。だけど目まぐるしくボールが動く中では対角線上に立てない。ズレる。
だから体に染み込ませるまで練習するのです。
当たってるという言い方など失礼。止めるための動きを体に染み込ませるまで練習しているから止まるのです。
さらに素晴らしいのがフットサルの技術の応用です。
フットサルは近距離での1対1やシュートが非常に多いのでとにかく体のどこかに当てる。これが大事になります。
ボールへのダイブをしない。体を壁にするように、手を大きく広げ足まで使って体に当たる面積を確保。どこかに当てる!最後まで倒れるな。
足でしたか・・・。フットサルのゴレイロは上の動画にあるように足でも止める。
ゴレイロの動きも知ってる。できるまで練習したんです。見事!!
柏レイソル×湘南ベルマーレ
— SR (@sr2460) 2016年6月26日
中村航輔②
・高山がトラップした瞬間に前に詰める
・パスがでたらポジション移動
・すでに前に詰めたのが効いてる。横に移動するだけ
・ポジショニング間違えなければ正面にくる→来た
もう体に染み付いてる pic.twitter.com/iFfX1KPDiz
これも理屈は同じ。きちんと動けばやられる可能性は低くできる。
さきほど目まぐるしくボールが動く中では対角線上に立てない。ズレる。
と書きました。
でも中村航輔はズレなかった。だから正面に来た。
ここからカウンターで失点。
中村航輔じゃなかったらベルマーレは勝っていたかもしれない。
悔しい。でも素晴らしい選手。褒めるしかない。
昔書きました
アビスパ福岡ゴールキーパー中村航輔の2つの強み。(柏レイソルからレンタル移籍中)
【追記】
教材としては日本代表の川島選手より上だと思います。
子どもに勉強させるならこの選手。基本の積み重ねの重要さ。それを教えてくれる選手だと感じております。
ぜひ見せるといい!