航はもちろんゲームメイクするタイプの選手じゃないし、ベルマーレ自体がゲームメイカーみたいな選手を置かなくても機能するように設計されてるからなんの問題も出ないんだけど、代表になると蛍と航がボランチだとボールが循環しなくなっちゃうんだな。 今日の相手なら柏木のほうがいいのは確かだな。
— SR (@sr2460) 2015, 11月 17
昨日ハーフタイムに上のようなことを書いたら本当に遠藤航と柏木が交代しました。
その後の柏木のプレーをみてもこの判断は正しかったと思います。
ボランチの組み合わせ
ベルマーレのサッカーはゲームメイカーのような選手はいなくても大丈夫なように設計されています。
あえて言うなら永木がゲームを作っているとも言えますが彼もゲームメイカーではありません。
ただし日本代表というある意味寄せ集めであるチームの練度の低さですと、背後にスペースがない、前線に収まるタイプのFWがいない、サイドから射抜けない、とかになるとボランチでゲームを作れないといけないのかなと思いました。
そう考えると山口蛍と遠藤航の組み合わせだとちょっと難しかったですね。
普段ベルマーレで見ている僕らから見てもそう思います。彼はCBもSBもボランチもできますがテクニシャンでゲームを作れるみたいな選手ではないので。
遠藤航がなにもしていなかったかといえばそれは違う
ただ遠藤航は遠藤航ができることを全部やっていたと思います。
前半20分くらいまでは自重していましたがそれ以降は前線に顔を出します。
まずは左サイドにグラウンダーでパスを出して相手を押し込んでバイタルを空ける+相手守備陣を片側に寄せる。その後空いたバイタルに侵入し、片側にDFが寄っているのを利用して逆サイドにサイドチェンジ。
相手がサイドを意識したら縦に楔を。受け手と出し手の連携の問題もあって2本くらいしか入りませんでしたが。
バイタルが空いているのを利用してミドルも打ちましたし(防がれましたが)最後には深い位置から駆け上がって左サイドのスペースに全力で走り込んでいました。(パスが来なかったですけど)
まあそれで結局チームとして機能しなかったので、ミスも多かったこともあり交代は仕方がないですね。
ただやれることは全部やってましたし理にかなってたと思いますよ。活きなかったけです。
問題はハリルホジッチの戦術を選手が体現できるかどうか
これがハリルホジッチが率いたアルジェリア代表とドイツ代表の試合です。
本来縦に速くて強度が高いしっかり戦えるチームにしたいんだと思います。
間違いなくそういう監督さんなので。
ただ日本サッカーはずっとそういう方向に行ってないのでものすごく不安です。
いい監督だしロジックも持ってるけど日本に合ってないみたいな。
W杯本番で遠藤保仁を投入してからコートジボワールに2失点したのを見ても、ハリルホジッチも本番ではブラジルW杯の長谷部山口みたいなことをやってくると思いますよ。リスク低減のために。
そこまで見据えれば遠藤航の需要はあると思います。
問題はずっとそういう方向に行ってない日本がチームとしてそれを体現できるかですね。
なにしろ言いたかったことは昨日の航の出来は悪かったですけれどそれは多分のチームの問題もあるし、本番はどうするのみたいな問題があるから昨日の試合だけで判断するのは危険すぎるよ・・・ということでした。
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ここまで考えてすごくいい選手が居ることにきがついた。
最後に・・・ゲームメイクもそれなりにこなし守備も出来る・・・。
青山敏弘なぜ呼ばぬ??