昇格組3クラブ前半戦総括。湘南ベルマーレ編。
以前昇格組の順位予想をしました。前半戦が終了したのでこれまでの総括をしてみようと思います。今回は湘南ベルマーレ。
予想以上の順位。大健闘と言える
2014年のJ2を圧倒的な強さで制し、1年でJ1に復帰。
しかしオフでの流出も多く、特に圧倒的な存在感を放っていたウェリントンが抜けた穴は容易に埋まらないと予想していた。そのため15位という残留ギリギリの順位を予想。
初戦の浦和レッズ戦を1-3で落とすものの2戦目の鹿島アントラーズ戦をアリソンのロスタイム弾で勝利。仙台に引き分け山形に勝利したため、勝ち点5を獲得。
昇格組の残留ジンクスを唯一達成した。
現在前半戦を終わって10位。クラブの規模や昇格一年目ということを考えれば大健闘と言って良いだろう。
予想をこえていた選手の成長。勇気の地上戦
ウェリントンが抜けたことで大苦戦すると予想していた理由は空中戦で勝てなくなると思ったからだ。
前回のJ1では地上戦でボールを動かすことができず空中戦に頼る場面が多かった。
昨年のJ2でもウェリントンへの空中戦を織り交ぜるからこそ地上戦が活きた。
つまり空中戦というパターンが無くなればJ1の舞台で地上戦で勝負することは不可能だと考えていたのだ。
しかしベルマーレの選手たちは成長していた。
名古屋戦やマリノス戦ではひどい負け方をしたものの、鳥栖に4-2。広島に0-0。
清水には4-0で勝利した。
敗北したものの川崎フロンターレとも素晴らしい試合をした。
勇気をもってボールを動かし一歩も臆さず挑んでいく姿を見て自分の予想以上に選手が成長していたと確信した。
とはいえ欲しい空中戦のターゲット
とはいえ空中戦のターゲットが欲しいのは間違いない。
ターゲットマンを補強できれば後半戦は大躍進も可能だ。
藤田が復帰し、大槻が急成長を遂げているが、大槻はシャドー適性の方が高いのでどちらにせよ駒が足りない。
ただ今のところキリノくらいしか補強の噂は聞こえておらずそれも怪我のため保留状態のようだ。もしかしたらこのままのメンバーで行くのかもしれない。
キーマンは 藤田祥史。
松本山雅戦で素晴らしい復活を果たした彼が頑張れば、上位進出が見えてくる。
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