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雷鳥は頂を目指す

昨日から松本市をはじめとした長野方面からの流入が多く見られるので
それなら少し書いてみようかと思い、この記事を書くことにします。
長文なうえに、気分を害する内容があるかもしれませんが
どうぞ御容赦ください。

僕が松本のサポーターの方々に伝えたいことは
「これから悪い時が訪れても、クラブを支えてください。」ということです。


09年にJFLに昇格して、J2昇格、J2でも好成績を収め・・・。
サポーターの多くの方はクラブが成長していく、「良い時」しか
知らないのではないのかと思います。(失礼な言い方かもしれませんが)
そして、おそらく松本のポテンシャルならば遅かれ早かれJ1に昇格する
と思います。


でもJ1は恐ろしいところです。
ひとつひとつのプレーの精度はJ2とは比べ物にならず、激しいプレッシャーに
ボールを前に運べない。
攻め込んでいても割れないゴール。逆にたった一つしかないチャンスを
決めるストライカー。
10年に「湘南ベルマーレ」として初めてJ1を戦った時には、「化け物が住んでる」と素直に思いました。


降格することもあるでしょうし、残留しても今までのような右肩上がりは
なかなか望めないと思います。
当時4万人の観客が訪れた、アルビレックス新潟は観客が2万人台前半まで
落ち込みました。(もっとも新潟の観客動員数が減った原因は
駐車場問題を無視はできないのですが)


でも、チームの状態が悪い時に観客が一気に離れてしまうのって
悔しくないですか?
Jリーグブームがあり、その後の札幌、福岡、新潟等の事例から
「Jリーグは日本に根付かない。一過性のブームしか作り出せない。」
そんな風に思われることが僕はたまらなく悔しく思うことがあります。


でもみなさんが今感じている「熱」は本物ですよね?
今、フットボールがある日常が「楽しい」と感じていますね?
ステージが変われば右肩上がりが終わり、辛くて悪い時期が
訪れると思います。
でも「雷鳥が頂を目指す」ならばそんな時に支えてくれる人たちが
必要です。


かつてベルマーレの社長がスタジアムでのスピーチの中で「ベルマーレには大雨でも嵐が来ても
必ずスタジアムに来てくれる人たちが3000人いる。」と発言したことがあります。
僕は今でもこの発言を覚えています。そして今、その人数が5000人くらいになっている
と感じています。


Jリーグ全体としてこれからはライトな層を取り込んでいかなければならないと
いう考え方になっています。
そしてそれは正しいと思います。


でもクラブが本当に辛い時にそのクラブを助けられるのは
「大雨でも嵐が来ても必ずスタジアムに来てくれる人たち」
なんだと思います。



松本のみなさん。
今の「熱」を単なるブームじゃなくて「日常」にしてください。
そしてその人たちの輪を広げていくことが「頂」に上る道なんだと
僕は思っています。


そういえば前から疑問に思っていたんですが、「雷鳥は頂を目指す」
って誰がいつ、どこで、どんな経緯で書かれたのでしょうか。
・・・実は気になってます。