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J1第6節 湘南ベルマーレ対ジュビロ磐田 サッカーとは足りないところを補い合うチームスポーツである

3勝2敗と勝ち越した状態で最初の5戦を終えたベルマーレ。

清水戦の良い流れで磐田戦を迎えましたが結果は悔しいものになりました。

 

 サッカーとは足りないところを補うチームスポーツである

この試合に関しては山﨑がいないことにより編成の弱点が出た試合だと思っています。

編成については下のブログで以前書きました。

 

2019年。湘南ベルマーレの戦力分析!および今期展望! 

http://sr2460.hatenablog.com/entry/2019/02/22/190000



センターバック、ボランチ、シャドー。

組み合わせが読めないほど層は厚くなり、ウイングバックも鈴木冬一の台頭により一気にスタメン争いが厳しくなりました。

事実、負傷者がでた今シーズンもその穴を見事に新戦力が埋めてくれたのです。

層が厚くなったとは本当のことだと思います。

ただし上の戦力分析にも書いたとおり、山﨑が務める1トップ。

ここだけは彼の存在が大きすぎると書きました。そして指宿や野田は1トップ型の選手ではないとも。

磐田戦はその1トップに指宿を起用。しかしこれはしっくりハマりませんでした。

指宿は背負ってなにかするというよりゴールに近い位置で前を向いて勝負する選手です。高いボールのフリックくらいならともかく身長ほど競り合いは得意なわけではありません。

動き出しやチェイスの仕方を見ても湘南の1トップの仕事をそのままやらせるのは大変、というよりあまりにもタイプが違うと思います。

適性はあるから努力すればできるようになるという類のものとそうでないものがあるのですが指宿はおそらく後者。

高山薫の加速力を全員が手に入れろというのは適性を無視していてロジカルではないのです。

選手には得意不得意があってそれを補いながら勝利を目指すのがサッカーというチームスポーツ。

あそこで使うならやり方を変えるなりシステムを変えるなり工夫してチームとして戦う必要があるでしょう。

 

ただ実際にできるかと言われれば・・・できると思います。

去年も裏抜けタイプのジョンヒョプを1トップに据えていた時は徐々に裏にボールを走らせることが増えてきていましたし、相手の良さを消しながら戦ったり、相手のが良い時間でも凌いだり、相手を見て自分たちを見ることはできてきていると思うので。

昨日の試合でも指宿ではなくターゲットに杉岡を狙ってみたりトライはしていました。

相手の状況と自分たちの状況を見て戦略を変える。チームとしてさらに高みに上るために必要になってくる部分でしょう。

 

大橋祐紀の可能性

1トップについて、大橋についても触れておきます。

山﨑がいないなら大橋とも思いましたが同時に大橋がスタメンに抜擢されなかった理由もある程度理解しているつもりです。

スピードもありボールを引きだす動きも1トップ向きだと思いますが、身長178cmでまだまだ細身。パワーと純粋な高さは指宿にかなわないのです。

指宿は身長とパワーを活かしてボールをフリックすることはやっていたのでそこを失うことを嫌ったのでしょう。

事実1枚めのカードは未月を入れてキクシュンを前に。キクシュンをターゲットにする場面も見られました。 

ただ大橋はうまく相手の前に回って跳躍し、ハイボールに競り勝ったり、テクニカルなプレーが光ります。スピードもある。

成長すれば良い1トップになれる素質を秘めていると思います。

山﨑にもっとも近いタイプは彼。これからの鍛え方や成長次第ですが万能型のフォワードになれる可能性はあると思います。

 

まだまだこれから柔軟性を手にしてさらに上に行こう

悔しい敗戦でしたが正直得るものも大きかったです。

うまくいかない試合でしたが怠慢や油断で負けた試合ではなかった。

チームとして出ている選手、相手の状態を見て戦える柔軟性を鍛えていけばまだまだ上にいけるはず。

そのような要素が伸びていくのを楽しみにしていましょう。