2017/7/1。前半戦の最終節にして大一番の名古屋グランパス戦がShonan BMWスタジアム平塚で行われました。
降格組。そして昇格候補とも言われる2チームの試合は昨年まで戦っていた日本最高峰のカテゴリを思い出させる一戦になりました。
1万人超えの素晴らしいスタジアムの雰囲気
この日は七夕も近いということで短冊で願いを叶えるイベントが。
小物や選手の願い事もあり、年々豪華になっていっていますね。
初観戦の方もいらっしゃったんですね。今日の試合はどうだっただろう。
・・・
勝利への花道はラピュタ!!!
このゲームを最高の雰囲気で!という気持ちが伝わって来るようでした
30分くらい前に再入場したのですが入った瞬間に素晴らしい雰囲気を感じることができました。
両チームのサポーターの声援が素晴らしく、熱戦を予感がひしひしと。
試合前はメイン。バックも巻き込んだ壮大なコレオ。
否応なく高まるビッグゲームの予感。
島村毅の今シーズン初得点。いい流れで前半終了!
昨年までのサッカーを大きく転換し、ポゼッション率を高めて攻める名古屋グランパス。これに対してベルマーレはタイトなプレスで対抗。
ボールは支配されていましたが秋元がひやりとするシーンは少なくまずまず狙い通りに試合が運んでいるように見えました。
ただしアンドレ・バイアをしても入るボールによってはどうしようもないのがシモビッチ。ここにボールが入るのはとても怖かった。
しかしこの日はジネイもキレがよく、難しいボールをよく収めてテンポを作って行きました。
互角の攻防はセットプレーで動きます。コーナーキック。しかしシモビッチの高い壁。
超えないと・・・。いや超えない・・・。あっ!!!!
う!!!うおおおおおおおおおおおおお!!!狙ってた!!!完全に狙ってた!!!
これは間違いなく準備してた!!!!
そりゃあ馬入に行くともうしつこいくらいセットプレーの練習やってますもん!!
最近は非公開練習でそこの部分は見せてくれないけど非公開でいい!!!
こんなのは公開しちゃいけない!!!
そしてシマーー!!!
名古屋戦いつも仕事しすぎでしょ!!!本当にここぞという時に決めますよね!!!
ここで前半終了。いい形でハーフタイムを迎えます。
エースジネイの技ありヘッドで追加点。しかし相手10番の驚異・・・。そこにあの選手が立ちはだかった。
さらに後半開始すぐに試合が動きます。
右サイドで粘り込んだ奈良輪。スタジアムで見ているとジネイが一瞬の判断でDFを外しているのがよく見えました。
そこに素早い判断でボールを供給すると・・・。
いやあああああああああああああ!!!!!!見事!!!これぞストライカー!!!
あの後ろからの難しいボールをよく叩き込んだ!!!
なんか本当にストライカーっていう感じの得点!!!
これで試合は2-0に。これはいける!!と誰もが思ったのですがここで名古屋が手を打ってきます。
佐藤寿人に変わって10番フェリペ・ガルシア。
おそらくシステムも少し変わったと思うんですがここで大きく試合が動きます。
杉森考起選手のゴールが決まり1-2に。
さらに試合は劣勢に・・・。サイドはえぐられるしプレスは剥がされるし。
自陣に釘付けにされるベルマーレ。
もう一点取られたら一気に崩れそう・・・。しかしここで今シーズン初出場のあの選手がチームを救います。
坪井慶介。世界の舞台も知る大ベテラン。ロスタイムを含めても出場たった25分。しかし本当に彼の偉大さを知る25分だった。
10番フェリペをマンマーク気味にがっちり抑え、ボールが前線に渡れば勇気を持ってラインを上げていく。
ツボさんが吠え、DFラインを押し上げていく姿を何回も見ることができました。
攻め込まれていることには変わりはないものの少し落ち着いたベルマーレ。
さらに未月。表原といったフレッシュな選手を送り出し前線での圧力を強めていきます。
ロスタイム。5分。
しかしみんな懸命に走ります。石川、秋野の二人は危険な場所で体を張り。
山田直輝はボールを持つとそのテクニックでチームを助けます。
押され気味でもさぼっている選手など一人もいない。
まさにこの日のチームはひとつだった。それを素晴らしい雰囲気のスタジアムが後押しします。
・・・
そして。
勝利!!!!
笑顔のスタジアム。余韻はいつまでも・・・。
ここ最近スタジアムの雰囲気がとても良くて、京都、横浜、名古屋。
と素晴らしい雰囲気を感じることができました。
そんなスタジアムが後押ししたのか。ベルマーレも4連勝。
これで前半戦は勝ち点差なしの2位で折り返しとなりまし。
ここに来てチームが戦術を理解し、特にプレッシングの面で意思統一が図られてきたように感じられます。
2014年のような圧倒的な出来ではないけど確かな成長を感じられてとても嬉しい。
そして今日の素晴らしいスタジアム。ああ。J1ってこうだったなあと。
やっぱりもう一度あの場所に戻りたいと心から思いましたよ。
最後にみんなで笑って終われるように、後半戦も走り続けて行きましょう!