ついに今シーズン初黒星を喫した湘南ベルマーレ。
讃岐線のレビューをアップできていないんですがちょっと東京ヴェルディ戦の話を。
東京ヴェルディは現在首位。
昇格を狙ううえで当然勝たなくてはいけない試合なのですが今までのベルマーレの成績を考えてもここを落とすと非常に痛いのです。
今シーズンのベルマーレの成績は決して良いものではない
以下の表は湘南ベルマーレの年度別の成績です。
表には載っていないですが今年のベルマーレの成績は4勝1分1敗。
続いて昇格した年の成績を見てみると
2009年・・・5勝1敗
2012年・・・5勝1分
2014年・・・6勝
つまり現在のベルマーレは開幕6節の時点で昇格した三年の成績に届いていないことになります。
実際今の時点の順位も自動昇格圏には届いていませんね。
昇格する年には春にぶっちぎるベルマーレ。
その貯金を活かして昇格するパターンなので今の時点でつまづくと昇格極めて難しくなるのです。
2014年以外は実はたった勝ち点差1での昇格しています。つまり勝ち点が1つか2つ足りなければ昇格を逃していたわけです。
2009年は5勝1敗。
2012年は5勝1分。
これだけの成績を残していても最終的にはたった勝ち点1差でからくも昇格しているのです。
そういう意味でも今年の成績は明らかに物足りない。
勝ち点1しか余裕のなかった過去2回の昇格よりも勝ち点を獲得していないのですから。
確実に昇格するなら連敗をしてはならない
ここからは昇格した年の成績をもうすこし詳しく見ていきます。
実は序盤にこれだけ良い成績を上げていてもぎりぎりの昇格になってしまうのには理由があるのです。
それが連敗。
例えば2009年。
ベルマーレは第27節で強豪セレッソを撃破。この時点でわずか3敗と非常にいいペースで走っていました。
しかし第28節。お茶事件により様相は一変。
お茶事件を振り返ろう - ニートがベルマーレ好きすぎて会社起こしたけど今後は未定
この試合を境にチームは4連敗。結局この年連敗したのはたった一回だけだったのですがこの4連敗のせいで本当にぎりぎりの昇格になってしまったのです。
続いて2012年。この年は10節11節に2連敗。
さらに34、35、36節に3連敗をしています。
昇格戦線は連敗すると一気に上位と離されます。昇格争いをするクラブはめったに負けないですから。
この年も昇格はしたものの最終節でぎりぎりの大逆転。
いくら序盤の成績がよくても連敗があるとあっという間にに危険な状態になるのが昇格争いなのです。
敗北したあとが強かった2014年。
余談ですが2014年。
この年は14連勝ばかりがクローズアップされますが愛媛FCに負けたあとに8連勝しているんですよね。
このチームはここが本当にすごかった。昇格決定後に2連敗しましたが負けたあとにさらに強さを見せる。この点に関しては風格すら感じさせるものだったと記憶しています。14連勝もそうですが1敗したあとの8連勝。
これこそこのチームの本質だったと思っています。
こんな序盤に連敗は取り返しのつかないことになる可能性
というわけで過去を振り返ってみても連敗をしない重要性が分かっていただけたかと思います。
昇格はしたものの09年と12年は本当にギリギリ。しかも現時点では今年のベルマーレの成績を超えていました。
だから今年のベルマーレはここで連敗してしまうと取り返しのつかないことになる可能性がもあります。
昇格年のこんなに序盤に連敗することは過去にありませんでしたから。
・・・
そういう意味で明日のヴェルディ戦は本当に重要。連敗をしてはならないのです。
できるだけ多くで駆けつけて後押しをしたいですね。