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湘南ベルマーレの遠藤航は確かに右サイドバックはやったことないけど、できるから問題ないよ

nikkanスポーツでこんな記事が出ていました。

 

遠藤航「やったことない」右サイドバックで初先発

遠藤航「やったことない」右サイドバックで初先発 - 日本代表 : 日刊スポーツ

 

えぇ!?日本代表の試合で初出場の選手がやったことのないポジションをやるの!?

と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも大丈夫。問題ないですよ。

 

湘南ベルマーレのフォーメーションとサイドのCBの役割

下の画像はJ1前半戦の最終節。松本山雅戦のフォーメーションになります。

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通常の3CBの右ですと攻め上がりはそれほど多くなく、がっちりと真ん中を守っている印象があると思います。これが4バックの右SBですと上下のアップダウンを繰り返しながら攻守に奮闘するイメージですね。

 

ですが湘南ベルマーレのCBは上下動しまくります。

これが証拠画像です

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お前はどこにいるんだ!w

 

ちなみに後ろにいる選手はシャドーの大竹洋平。FWの選手です。

湘南ベルマーレは戦術の特性上CBでも最前線の選手を追い越すくらい上がって行きます。

 

4バック的なCBの役割を求められている

もう一度先発メンバーを見てみましょう。

湘南ベルマーレの3CBは左から三竿雄斗、アンドレ・バイア、遠藤航。

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それでですね。湘南ベルマーレは

左CBの三竿雄斗まで上がっちゃうんです!

ここで三竿のデータを見ると

三竿雄斗 2015 選手データ | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~

 

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CBとは思えないほど積極的にチャンスを作っているのが分かります。

この三竿が上がって行った時にはボランチで元CBの菊地俊介がフォローに下がります。(もちろん違う選手がフォローすることもある)

CBの中央のアンドレ・バイアだけは攻め上がらないので菊地俊介とCBの二枚を形成。

右サイドの遠藤航も三竿が上がっている時にはさすがに後ろに重心を置くことが多いです。

そうすると見てください。こんな感じになります。

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あれ!?4バック・・・っぽい?

左サイドに元々サイドバックの三竿。真ん中の二枚に元CBの菊池俊介とアンドレ・バイア。そして右が遠藤航。

この状態は3バックというより攻撃的な4バックです。

 

ちなみに遠藤航のデータ

遠藤航 2015 選手データ | Football LAB ~サッカーをデータで楽しむ~

 

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左サイドの三竿よりは守備的な役割を任せられていますがですがそれでもCBでありながらクロスや攻撃を随分任されていることがわかります。それに守備力もありますよ。

数字にもばっちり現れています。

 

もちろん後ろ3枚でがっちり守ることもあるし、4バックっぽい時もある

もちろんCBですので時には三竿、アンドレ、遠藤の三人で普通の3CBとして守備をすることもあります。中盤の選手を後ろに下げて最終ライン5枚で守ることもあります。

ただしそれに加えて4バックの右のような役割もあるんですね。

ベルマーレのサイドのCBは可変的な役割を求められているんです。

ですからシステム上は4バック未経験とは言え、役割上はいつもこなしていることとそう変わらない。問題になるのは周りの選手との連携やクラブとの約束事の違いなど誰でも克服しなくてはならない部分でしょう。

 

それでも納得できないならプレー映像があります

それでも納得できないならばプレー映像を作ってありますので是非。

www.youtube.com

 

攻撃する際にサイドで組み立てることもできますし、クロスもある。

ミドルシュートも打てます。もちろん3バックの選手ですから守備もやっています。

少なくとも守備的な役割で攻め上がりのないCB像とはだいぶちがうことが分かっていただけるかと思います。

ポジションの適性は問題ないはず。後は彼が代表レベルで通用するか否か。

試合は19:20~から。・・・見守りましょう。