再開後初めての試合となった名古屋グランパス戦。
前回はアウェイで0-3と敗戦したのでなんとしても借りを返したい試合。
相手の長身選手たちに立ち向かえたのでしょうか!?
試合前。勝利の花道で天使であるシャビちゃんに出会いました。
ハリルホジッチ代表監督も視察に訪れました
さあ行け湘南の戦士たち。成長を示す時だ!
初めは押し込まれるもののきちんと対応。徐々にベルマーレペースに。
前半の最初は名古屋に押し込まれます。
矢野貴章のサイズ感やスピードなどが目立っていました。しかし肝心の中央はアンドレ・バイアがノヴァコビッチに仕事をさせません。
背後から見ているとアンドレが絶妙な間合いと体の寄せでノヴァコビッチをジャンプさせていませんでした。
アンドレが釣り出されたところをクロスを上げられヘディングを打たれてしまいますが秋元がナイスセーブ。このあたりから流れが変わり始めます。
名古屋に借りを返すGET3。みんなよく頑張った
先制点は湘南ベルマーレ。右サイドから大竹がクロス。そのボールが相手DFの頭をこえて大槻へ。
難しい体勢ながら触れたボールの軌道が変わりゴール!1-0とリードする展開に。
また、この日の大竹洋平を止められるものはピッチにいませんでした。彼から生み出されるチャンスとワクワク感。天才アジエルの再来を予感させるほどの珠玉の出来。
サッカーの楽しさを表現し続けた神の子に勝るとも劣らないインパクトを与え続けました。
後半に入ってもベルマーレペース。古林将太と交代した藤田征也のファーストプレーがアシストに。藤田のクロスから高山薫。2-0。ベルマーレ突き放す。
あの日悔しさで泣いた男が再び平塚に戻りついにエースとして覚醒しつつあります。
しかしこの直後に高山は足を釣り交代。仲間に後を託します。
後半31分には天敵川又にゴールを決められ2-1に。少し嫌な雰囲気が流れるもののここでチョウ監督の采配が光ります。
大竹に代えて島村。遠藤航をアンカーにおいてパワープレー対策。
これで名古屋のパワープレーが活きなくなりました。さらにシステム変更で前に出ていた永木が足を釣りながらも必死のキープ。FWの大槻と藤田祥史も懸命の守備とあってはさしもの名古屋もゴールをこじ開けられず。
2-1。1999年以来の名古屋戦勝利。そして湘南ベルマーレになってから、初めてのJ1での連勝。
歓喜の声がShonan BMWスタジアムを包み込んだのでした。
個の力に組織と走力で対応。素晴らしい勝利でついにJ1で初の連勝
遠藤航が上がれば永木が下がる。それは守備のカバーとボールを受けるため。
菊地大介がサイドで勝負をすれば三竿雄斗がカバーに入る。大介が中央にいれば高山がサイドに張り出す。三竿までオーバーラップをかけるなら大介は守備に重点を置いたポジションを取る。菊地俊介が常に全体のバランスを取る。
個の力では名古屋に軍配が上がるものの湘南ベルマーレは一人一人が自分のやるべきことを把握しており走力を含めた組織力では比べ物にならないほど差がありました。
一方で個の力も飛躍的に成長していて「これからもっと良くなる」ということを感じさせる試合になりました。
これでついにJ1で連勝。2年前味わった高い壁をその時悔しさを味った選手たちで乗り越える。
こんな醍醐味はないですね。
試合後の素晴らしい光景これがずっと続くように
試合終了間際。7ゲートはベルマーレコールに包まれていました。
勝利のための懸命のベルマーレコール。ゴール裏を閉鎖するほど人がいなかったあの頃。応援をしているのは7ゲートのほんの一角でした。
ゴール裏が開放したあとも応援をするのはゴール裏だけ。しかしそれが・・・少しづつ少しづつ変わって。
あの試合終了間際の大きな大きなベルマーレコールは。みんなが進んできた道が正しかったと思わせてくれる瞬間でした。
歓喜のスタジアム。この日はスタジアム全体での応援が力に。
選手たちに手を振る。これからもずっと幸せが続きますように
試合終了後にゴミ拾いの企画が。きっとこれからもっと幸せなスタジアムになる。
次の試合はミッドウィーク。水曜日アウェイ神戸戦。
そのあとは7/19にホームで甲府戦。J1はいずれも劣らぬ難敵ぞろい。
証明しよう!悔しさを味わった今までとは違うということを。