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日本代表は負けて、予選リーグ敗退でもいい

かなりエキセントリックな表題になってしまいましたね。
でもこれから書くことは真実だと思っています。


何故そう思うかというとそれは今までの五大会の経験に基づいています。

・フランス大会は20年以上昔で、かつ初出場だったのでW杯を体験するという経験を手に入れました。

・そして日韓大会ではW杯での勝利の味を知りました

・そしてドイツで何もできずに大会を去った経験をしました

ドイツ大会で負けて、日本代表の人気はどん底まで落ちましたね?
客席も空席が目立ちました。

・そして南アフリカ大会で他の国での大会での勝利の味を知りました。



そして今回・・・みなさんドイツ大会の状況に酷似していると思いませんか?
初戦で逆転負けの試合。「不甲斐無い敗北」でした。
そっくりですよね。それで日本サッカーはまたドイツ大会の後みたいに戻るんでしょうか?


必要なんですよ、日本サッカーのために

心の底から悔しい敗北が




ドイツ大会は勇気のかけらも見られない、「不甲斐無い敗北」でした。
決勝トーナメントに進めなかったのは、20年以上前のフランス大会と、ドイツ大会だけですから基本的に日本人はまだ「不甲斐無い敗北」しか知りません。
でも敗北には別の種類があって、強い相手に自分たちのすべてを出して、勇気を振り絞って戦って、それでも目的を達成できない「悔しい敗北」があるんです。

僕はベルマーレで何百回も負けるのを見てきました。
2013年のベルマーレはとても勇敢で自分たちよりはるかに強い相手に力の限り戦いました。
J2に降格という結果を残して。
僕は本当に心の底から悔しかったですが、彼らのことを不甲斐無いとは思いませんでした。彼らは持てる力をすべて出し尽くして戦ったので。


日本代表は今回予選リーグで敗退するかもしれません
でもね・・・


力の限り戦って、それでもなお目的を達成できない「悔しい敗北」をしてほしいんです。
それでもしも、応援する人たちが
「今回は予選リーグで負けたけど。頑張ってたよな」「これならずっと応援したいな」って思ってくれたら、
これって


ものすごい進歩なんですよ


だってサッカーの価値観に勝利以外の何かが加わるんですよ。
これってすごいことです。
勝負は勝つためにやるんですから。
でもサッカーのW杯ってエベレストの頂上に登るようなものでとんでもない高さなんですよ。これからたくさん負けるんです。
でもその度に人気が無くなってドイツ大会の後みたいなことを繰り返すんじゃ、永遠に山の頂上にはたどり着かない。勝っても負けてもブレない何かを日本サッカーにかかわるすべての人が獲得しないと。

だから次のギリシャ戦、コロンビア戦。
ドイツ大会から比べて日本サッカーが進化しているのか停滞しているのか?選手もサポーターも試されています。僕はそういう視点でこの二試合を見ますし、この大会の後、日本サッカー界にどんな価値観が生まれるか非常に興味があります。



とはいえ僕たちには応援することしかできないので、まず頑張って応援しましょう。


あ・・・ちなみにここから奮起して、決勝トーナメント言ったらそれはそれですごい経験なんですよ。初戦に負けて決勝トーナメントに行ったチームって8%くらいしかいないですから、日本サッカーはまた進歩するでしょうね。



P・S僕もこういう心境で見られるようになったのってつい最近です。
それでもナショナルチーム以外で常に応援しているチームがあるから、そう思えるようになったスピードは割と速かった気がします。
ナショナルチーム以外にJリーグを見る習慣がもっと日本に根付けば、日本サッカーはさらに加速度的に進化するのにな〜とか思ったりします。
でも僕も五輪で四年に一回しか見ない競技がたくさんあるのでそれは仕方がないかなとも思ってます。