今だからこそ僕はもう一度振り返りたいと思っています。
書き方が悪かったことは本当に反省しているが主張を曲げる気はない。
秋元陽太への罵詈雑言。二度と戻ってくるなどいう言葉。
本当にありませんでしたか?
もう一度問いかけたい。
それ自体はあったでしょうよ。
秋元陽太への批判。ここでは出せないような言葉はたしかにあった
2015年に年間8位。湘南ベルマーレは躍進を遂げ、そして悲惨なオフを迎える事になる。永木、遠藤、古林、そして秋元陽太。
その中でも秋元陽太は「優勝を目指すとはっきり言えるクラブにやっと来れた。全試合出場を目指し、勝利に貢献したい」と言い残し、湘南ベルマーレを去った。
移籍した選手に批判があることは仕方ない。それに加えてこの発言。これが全てではないだろうが、特に秋元陽太に関して批判の数が多かったのは事実である。
そして2016年。主力を抜かれた湘南ベルマーレは低迷し、上記のFC東京戦を迎える事になる。
このブログに関し書き方が悪かったのは反省しているし、もっとやり方があったとは思っているが、ひとつだけ問いかけたいことがある。
「あの時の秋元陽太への態度は、本当にクラブにプラスになっているのか?」
まず断っておくが僕は「絶対にブーイングしてはならない」派閥の人間ではない。
不甲斐ない試合やビジョンの見えないフロントに一切ブーイングするなというつもりは毛頭ない。
かつて湘南ベルマーレで僕はたくさんひどい試合をみせられたしビジョンの見えないフロントに苛立ってもいた。
ただしブーイングだけ。少なくとも試合の数時間前に集合し、準備をし、90分間声を枯らし続けることを要求される「コア」と呼ばれるその場所は決して一線を超えなかった。
(というかあくまで僕の場合は何ですけど90分間やり続けるとなかなかその直後に度を越えた悪口って言えないんですよw 疲れてるからなのか自分にも責任があるって思うからなのか知らないけれどw)
とにかくブーイングはあくまで意思表示。それ以上の言葉は浴びせなかったし、話し合いたいことがあれば彼らは会長(当時社長)と直接話し合いをしていた。だからこそクラブとの信頼関係は良好のように見えたし、事実そうだったのであろう。
かつてあまりにもひどい試合内容に、スタジアムに居残り、T氏とサポーター大勢で話し合いをしたことがあったが、そこは借り物のスタジアム。
話は終わっていなかったが借り物のスタジアムでこれ以上はまずいという時間になり、コアの人間が「これ以上はダメ」といって撤収させていた。
ある時あまりにもひどいクラブの状態に「応援拒否」の話が出たが「それだけはしない」として彼らは応援し続けていた。
<少なくとも僕が見始めてから応援拒否をやったことはないと記憶している>
2009年。ついに悲願の昇格を達成した時に、「水戸のセレモニーがあるから、やりすぎるとクラブの迷惑になる」といったのも当時のコアのメンバーだったと記憶している。
あれだけの情熱と血の気(と言っては失礼だが)があってもそれができるというのは素直にすごいと思ったし、僕が知らない栄光の時代。そしてクラブの存亡をかけたベルマーレ平塚消滅危機の時代。
それを乗り越えて尚ここに立っている人間は新参の自分とはおよそ違う景色が見えていると素直に感じ、感心したのをよく覚えている。
結局僕はコアの方と考え方が合っていたわけではないのだが、クラブに絶対マイナスを与えないというスタイルは本当に尊敬していた。
彼らの全てではないが彼らのそういう姿勢が僕の観戦スタイルに影響を与えているのは間違いないと今でも思っている。
少しずつ話を戻していく。
ブーイングに関しても試合中に意味もないブーイングがあればかき消してより大きな声で後押しするよう求めていたし(これは今もそうでしょう)、なによりクラブのマイナスになるようなことはしなかった。
埼玉スタジアムで槙野のヒーローインタビューにブーイングが発せられた時に誰よりも憤っていたのはコアの人間だったし、コアの人間ではないがとある方がブログでそのブーイングを批判していたのもはっきりと覚えている。
あれはきっとチームを勝たせるためのものでも発奮させるためのものでもないからだったのであろう。
(ちなみにこれは今のコア批判ではないですよ。だって中心が全ての人間を制御することなんてできないんだもん。今のコアは非常にちゃんとしていると認識しています)
そろそろ秋元に話を戻す。秋元が移籍した際の湘南サポーターの態度(もちろん全員とは言ってない)。
試合中はまあいい。実際ブーイングしたらキックが思いっきり乱れていたし。
でも、せっかく湘南のゴール裏に挨拶をしに来た人間に対しての態度。
さらにその後出戻りするかもという報道が出た時の態度。
(返す返すも全員とは言っていない)一連の秋元陽太に対する態度。
これが果たして本当にクラブにプラスになったのかということが僕はいまでもずっと心にひっかかっているのだ。
当時の心境を僕はこう綴っている
秋元へのブーイングの件。
— SR (@sr2460) 2016年9月11日
犬の散歩しながら考えてたんだけどやっぱりどうしても納得できないわ。
事実はえぬきの遠藤航。このクラブをもっと大きくしたいといったキャプテン永木に移籍された時もあんなことはなかった。
秋元はなにが違うんだ?
よく考えて欲しい。秋元はFC東京でうまくいっていない
— SR (@sr2460) 2016年9月11日
うまくいかなくてもういちどベルマーレと交渉のテーブルに着くかもしれない
そこで出て行った選手の中で秋元だけ態度が違うと頭によぎらないと保証はあるのか
それで交渉が破談になったら場合にそれはサポーターに責任がないと言えるのか?
秋元は湘南ベルマーレ史上最高のキーパーだよ。
— SR (@sr2460) 2016年9月11日
その選手の加入の可能性を狭めることがサポートと言えるのか?
ブーイングするななんて言ってない。
でもあれは本当にただ純粋にチームを勝たせるためのブーイングだったか?
そこに違和感が有るなら追随しちゃいけないんじゃないのか?
まあ秋元はキックミスってたからけっこう効果あったんだけどさw
— SR (@sr2460) 2016年9月11日
資金力のあるクラブならいい
— SR (@sr2460) 2016年9月11日
でもベルマーレみたいなクラブは移籍された悔しさを押し殺さなきゃいけない時があるんじゃないのか?
クラブの立ち位置を考えたら俺はどんなに悔しくてもブーイングはできないよ
ブーイングするなと押し付けたいわけじゃない。だけどその意味は考えなくていいのかよ
>秋元が戻るにせよ、ブーイングなんかを判断基準にする訳ねー。
ちょくちょく『炎上商法』でアクセス増やしたいだけの記事を見かけるこのブログですが、それにしたって湘南サポが勘違いしてるーみたいな書き方がよくできますなー。
何十年かけてJ1に残留できるところまで来て、ここから更に歴史を積み上げていかなきゃいけない時に、単に出て行くだけならまだしも後ろ足でクソぶっかけて出て行ったアイツが、ブーイングの対象にならないわけないじゃないのよ。
個人的に、ワタルと亀はともかく、永木コバショー秋元はしばらくは許さないよ。
1年前 Add Star
彼らといまさら喧嘩する気はありません。
ただし僕はもし秋元陽太が今年湘南ベルマーレに帰ってこなかった未来を考えるとそれだけでぞっとする。
例え君達が許さなくてもクラブ必要ならば出戻りの選手を取りに行くし、その際にSNSやスタジアムでの態度が酷ければそれは出戻り移籍に対しマイナスにこそなれ決してプラスにならないであろう。
挨拶しに来た人間に対してまでブーイングかまして、SNSで名指しして、戻るという報道があった時に、絶対に必要ない。裏切り者と言って。(必要ないならまずプレーの分析をして根拠を書けばいいと思っている)
そういう人間がいるのを僕は確かに見たし(返す返すも本当に全員ではない)、それが本当にクラブにプラスになっているのかと聞かれればそれは自分の中で
「No!」
なのだ。
自分の行動になんの影響力もないと思っているから自由に振る舞えるのか。
それは僕にはわからない。
(別に僕が僕の発言で誰にも不快感を与えず、傷つけないで生きてきたとい言うつもりは毛頭ないし、むしろ人間は生きて何かをしているだけで誰かに不快感を与えたり傷つけたりする可能性のある生き物なのだと思っている)
ただひとつ言えるのは、一連のそれは決して秋元陽太帰還のプラスにはならなかったし、秋元が戻らなかったら今年J1に復帰するのは非常に難しかったであろうということ。
今だからこそこれはもう一度言いたいと思っているのだ。
年間予算が20億にも満たないクラブには、将来再びともに戦った「裏切り者」が姿を現すだろう。
なぜならそれは小さなクラブの宿命だから。
その時自分はどうするのか。それはあなたの自由だが、今もう一度考えてみることは決して無駄なことではないはずだ。
僕は血の涙を流しながら、拳を血で染めながらそれでも笑顔で拍手をしたいと思っている。誰かにこの考えを押し付けるつもりなどない。
しかし僕はこのクラブの努力を無駄にしたくないと思っている。
それが僕の流儀だから。