2017年6月最終日・・・。
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この度、大宮アルディージャからドラガン ムルジャ選手が完全移籍により加入しました!Jリーグ通算34得点の点取り屋、ドラガン ムルジャ選手にぜひご期待ください!Welcome, Dragan Mrdja! https://t.co/MMqrfup4Iu #bellmare pic.twitter.com/uMeOuemk0G
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2017年6月30日
これは・・・。
これは・・・。
全く噂なかったぞ!!!!!!!!!!!!
ドラガン・ムルジャ。プレー集及び雑感
2010年南アフリカワールドカップメンバー。
名門レッドスターベオグラードでエースをつとめた大物。
大宮に加入すると18試合9ゴール。
日本でも実績を残す大型ストライカー。
正直もうすこしプレー動画を見たいのだがこれが一番詳しかった。
187cmの長身だがスタジアムで見たところハイボール適性は皆無。
そもそも競り合いすら行わないのでポストプレーやハイボールターゲットとして期待してはいけない。
反面スペースに走り込む能力は高く、空いたスペースにボールを供給すればパワーとスピードを活かして相手陣内に突撃していく進撃の巨人。
なおシュートはわりと上手だった印象がある。
イメージは2012~2013年のキリノ。ただし適正ポジションやプレースタイルに不安も
ポストプレイヤーとして使ったらまず失敗すると思うが、現在湘南には正統派のセンターフォワードにジネイ、藤田祥史。
さらにセンターとシャドーの両方をこなせる野田隆之介がおり収まる系のフォワードは足りている。
そういう意味で彼らとタイプが異なり、かつ補完関係が望めそうなムルジャの補強は合理的であると言える。
おそらくフロントは2012~2013年のキリノのようなプレーをイメージしており、上手くはまれば2013年川崎戦のウェリントン収めからの必殺カウンターのような形が期待できる。
動画4分30秒あたりから。プレーが切れているのだが。ウェリントン収めからの高山とキリノの長距離アタックで川崎のゴールを強襲している。
また野田、藤田、ジネイはともにコンディションに波があるのでコンディションや相手関係によってはムルジャを1トップに据えてスペースに突撃させる戦術を取ることもできる。そういう意味では攻撃のバリエーションを広げるうまい一手にもなっている。
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ただし問題もある。プレーを見る限りムルジャは中央の選手なのだが中央にはジネイを初めとしたセンターフォワードがおり、そこでは使われない可能性が高い。
1トップ2シャドーのシャドーに入る事になると思うのだが湘南のシャドーで上手くスペースを使ってプレーできるかは不安が残る。
また今回比較対象にあげたキリノはパワーとスピードを活かして守備にも走り回り、競り合いなどの泥臭い仕事もやってのける非常にベルマーレっぽい選手だった。
ムルジャの場合競らない、守らない、走らない、の三拍子が揃っている匂いも漂っていて、下手すると全然使われないままシーズンを終える可能性もある。
ベルマーレの戦術やシステムから逆算すると最適解を見つけるのが難しそうな選手でチョウ監督がどう料理するかで露骨に活躍度合いが変わって来ると思う。
逆にこの選手を機能させられれば間違いなくベルマーレの大きな助けになるであろう。
2012~2013年のキリノ。古くは2008~2009年のトゥットのようなイメージで活躍してくれると昇格、優勝が見えてくるように思える。
※今回は一人では書こうとしたら多分うまく書けませんでした。情報提供してくれて大宮サポさん。ベルサポさん。ありがとうございます。