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サッカーにおける時間稼ぎとその悲劇

今日はサッカーと時間稼ぎについて書こうと思います。

ベルマーレは実は珍しいクラブでベルマーレが勝っていても時間稼ぎすると怒る人がいたりします。

まあそれの是非は一旦置いておいて、結構あるんですよ。時間稼ぎに関するストーリーが。

 

ドーハの悲劇と時間稼ぎ

1993年ドーハの悲劇。若い人は知らないかもしれませんが昔こういうことがありました。

ドーハの悲劇 - Wikipedia

1994年アメリカワールドカップ・アジア地区最終予選の最終節で行われたこの試合は、試合終了間際のロスタイムにイラク代表の同点ゴールが入り、FIFAワールドカップ初出場に近づいていた日本代表が一転して予選敗退する結末となった。

 

実はこれ。最後の時間の使い方が生死を分けたんですよ。

www.youtube.com

 

後半44分のシーン。武田がコーナーフラッグ付近でボールを受けます。

コーナーフラッグ付近で時間を稼ぐ。よくある光景。

しかし武田の選択は違いました。数的不利の中央へパス。これがカットされて相手にボールが渡ってしまいました。

その数分後。かの有名なドーハの悲劇がおこったというわけなのです。

 

パリの悲劇と時間稼ぎ

日本のドーハの悲劇。実はこれなどかわいいもので、世界にはもっと悲惨な出来事がありました。

奇しくも同じ1993年。ワールドカップ最終予選。引き分けでも本戦出場のフランス代表にそれは起きました。

 

後半44分。コーナーフラッグ付近でファールを受けたジノラ。

当然ボールキープで時間を潰すのかと思ったのですが選択したのは中へのクロス。

中に味方はひとりきり。言っては悪いですが成功する確立は低いクロスといえます。

 

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そのクロスがカウンターになり失点。これが俗に言うパリの悲劇です。

ドーハの悲劇がかわいいものと言ったのはその後の話。

あの場面でクロスをあげたジノラは大戦犯扱いされ、

 

1993年のアメリカW杯予選ブルガリア戦において残り1分の時間帯にサイドでボールキープを行って時間を稼ぐ事をせず、単純にクロスを上げた事が相手の素早いカウンターからの得点をお膳立てする結果になってしまい、予選敗退の戦犯としてファンやマスコミからの非難を浴びた(パリの悲劇)。そして、その非難から逃れるためイングランドへ移籍した。
その後、監督に就任したエメ・ジャケの構想から外れ、1995年を最後に代表へ招集される事は無く、1998年のFIFAワールドカップ・フランス大会出場は叶わなかった。

ダヴィド・ジノラ - Wikipedia

 

バッシング。そして国外逃亡。代表からも疎遠に。あのクロスがなければどうなっていたか。違う人生が待っていたのかもしれません。だけど全ては後の祭り。

結局彼がワールドカップに出場することはなかったのです。

 

結局僕たちに選手の人生は保証できないのだ

 

サッカーで戦争が起きたと言われることがあるように

サッカー戦争 - Wikipedia

一方、エルサルバドルでは熱狂的サッカーファンの18歳の女性が敗戦を苦に拳銃自殺を図る事件が発生

 エルサルバドル政府の発表によると、6月15日に行われたワールドカップ予選後にホンジュラスに在住するエルサルバドル移民が襲撃を受け、身の危険を危ぶんだ1万2千人近くの移民がエルサルバドル領内へと避難する事態となった

 

 

 

サッカーで死んだ人間がいるように

アンドレス・エスコバル - Wikipedia

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狂ってる。と思われるかもしれませんが人を狂気に陥れるゆえに世界一のスポーツ。

それもサッカーなのかもしれません。

さりとてつまらないサッカーの横行はサッカー全体を殺すかも知れない。

時間稼ぎはその最たる例なのかも。

ただしつまらないから攻めろと叫んでも、それで負けた彼らのその後の人生をサポーターの僕たちが保証することは出来ないのです。

勝利がもたらすものは何か?それを越える敗北はあるか?

ただひとつ言えることはそれを選択できるのはサッカーという競技に人生を懸けている選手だけだということでしょうかね。