はじめに。
ちょっと色々状況が変わってきてしまってブログの更新ペースが落ちています。
昨日の試合のブログもすぐにはかけないかもしれません。
さて、秋元陽太のブーイング。これFC東京のサポーターの方は理由がわかっていないと思うのでそれを解説します。
FC東京の秋元陽太がなぜあんなにベルマーレサポーターからブーイングされているのか
湘南ベルマーレのサポーターは基本的に移籍に寛容です。寛容という言い方はちょっと正しくないのですが永木亮太。遠藤航。
この両人に対しても秋元陽太のようなことはありません。
話によると試合後の挨拶の時にまでブーイングがあったとのことです。
これは少し異常ですね。
ではどうして秋元だけがあそこまでブーイングされているのか。
それは以下のコメントにあります。
優勝を目指すとはっきり言えるクラブにやっと来れた。
湘南ベルマーレのサポーターはこのコメントに反感を覚えているのです。
これは他のクラブのサポーターなら違和感を覚えるところでしょう。
なにもおかしいことはないじゃないかと。
しかし2014年の圧倒的な成績。2015年の躍進。
その中でベルマーレのサポーターはこう思ったのです。
ベルマーレは優勝を狙うチームだと。
事実チョウ・キジェ監督が新潟の監督になると報道された時に湘南サポーターの中に「はるか格下の新潟ごときに」という声すらあったのです。
ベルマーレはそんなクラブにも関わらず秋元はベルマーレを侮辱し唾を吐いて出て行った。
これがベルマーレサポーターの心理なのです。ベルマーレサポーターはそう思っているからこそ秋元陽太は生涯許されることはないのです。
現実から目をそらしている湘南ベルマーレサポーター
しかしそもそもベルマーレは優勝を狙うチームなのでしょうか?
2015年年間予算たったの15億。
大倉智前社長が
大倉智 地域ロイヤリティをマネタイズしていこうとする中で、湘南エリアが広域であることや、神奈川県が混然としていることで、地域ロイヤリティそのものが生まれないんです。そのため、スタジアム建設に向けても動けず、今あるスタジアムも小さいので、来るのはサッカー好きだけ。それで満員ですから、お客さんが多様化しないんです。結果、産業化も進められない。
というような圧倒的に苦しい地域環境。
出典
J1クラブの社長の座を捨て再出発…いわきFCの大倉社長「ベルマーレではやりきった気持ちがあった」 | サッカーキング
そしてクラブから何度も何度も発信されるメッセージ。
「今のままではJ1で戦える規模までどうしても届かない」「ここを乗り越えないと次のステップに進めない」
それはクラブカンファレンスだったりそれ以外だったり。何度も何度も共有されてきた共通認識。
だから僕にはどうしても秋元陽太にブーイングすることはできないのです。
だって事実なのだから。
ベルマーレは優勝を目指すとはっきり言えるクラブではない。
僕はこの秋元のコメントを真摯に受け止めなければいけないと思っているのです。
本当に戦うべき相手は誰なのか?
今年の初めのスタジアム建築を求める集まり。
試合前の集まりにも関わらず人はほとんどいませんでした。
その中で話されていた「今のままだとJ3に落ちるような規模感。これを変えないといけない」
この認識を持っている人間がどれだけいるか。気がついていても目をそらしているのか。
秋元陽太は挨拶しに来てもなおブーイングされていたと聞いています。
もちろん挨拶に来てまでそれをするのはごく一部の人間なのでしょうが。
でも秋元陽太と戦う前にこのクラブを優勝を目指すとはっきり言えるクラブにする戦いをしなきゃいけないんじゃないですか?
湘南ベルマーレのサポーターがやるべきは秋元陽太と戦うことではなくこの現実を変えるために抗らい続けることなんじゃないんですか?
そこから目をそらしていくならこのクラブはもう終わりだよ。
その後
大野和成の湘南への帰還
もう一度考えてほしい秋元陽太の一件についてまとめました。