「もう限界なんじゃ!!」
だけどそう思った次の瞬間に彼は走り出していました。味方を助けるために。
酷暑の中90分走り続けてもなお。
スタジアムで見た!大槻周平が与えた勇気
この日のトラッキングデータ。実は一番走っていたのが大槻周平。
本日の磐田戦、トラッキングデータです。 #bellmare #ジュビロ磐田 #jubilo pic.twitter.com/AQz6GyO2Vb
— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) 2016年6月18日
その頑張りの影響だったのでしょう。試合終盤。スタジアムで見る大槻の表情は本当に苦しそうでした。止まっている時も口を大きく開けて顎をあげて。
それでも相手がボールを持つといくんですよ。懸命に!
本当に懸命にチェイスに行くんです。
試合終盤でスピードも落ちている。それでもやっぱり相手は嫌なようでその雰囲気はスタジアムでは本当によく伝わってきました。
伝わってきたのはそれだけではない。
大槻が走り出すと、後ろの選手も頑張って前に詰めるんですよ。
「あいつが頑張ってるんだから、俺もやらなきゃいけない!」
「あんなに頑張っているんだから来たボールは絶対跳ね返す」
うまく言えないんですけどそういうポジショニング、動き。スタジアムで見るとわかるんですよ。
絶対にやらせないという気迫。それは最前線で走る背中が与えた、大槻周平がチームに与えた勇気だったのかもしれません。
今シーズン得点わずか1。
それでも試合で使われるのは華麗なテクニックを見せるよりもっと大事なものを持っているからなのでしょう。
チームが苦しい時。後一歩が出る。彼が与える勇気を見たか?
君は大槻周平をみたか?