遠藤航選手が浦和レッズに移籍することになりました。
http://www.bellmare.co.jp/137421
はっきり言って悔しいです。だけど自分の思っていることはちゃんと書こうと思います。
今の浦和レッズは偉大なクラブではない
僕にはこのクラブだったら遠藤航が行ってもいいというクラブがあります。
それは浦和レッズです。だけどそれは今の浦和レッズではありません。
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その昔。浦和レッズというクラブは偉大なクラブでした。
その偉大なクラブはアジアを制覇しました。
圧倒的な戦力に海外のスタジアムまでもホームに変えてしまう大勢のサポーター。ライト層の日本代表ファンすら引き寄せる魅力がありました。事実僕はサッカーを知らない、初観戦の人を浦和レッズの試合に連れていったこともあります。
このクラブはただの1クラブではない。Jリーグ、いや日本サッカー全体の価値を引き上げる。そういうクラブなんだ。いずれアジア中に・・・世界に。
それだけの志が。野心があった。浦和レッズはまぎれもなく偉大なクラブでした。
だけど浦和レッズは変わりました。7位、6位、10位、15位と低迷。それにともないクラブの志までなくなってしまったように思います。
どこか野心を失ったような選手の獲得方針。
成績は持ち直したものの、4年間なんのタイトルも獲得できないにも関わらず解任されない監督。
浦和レッズとは勝利が義務付けられたクラブではないのでしょうか?
サポーターの熱量。スタジアムの質。資金力。挑戦出来るだけのものを持っているはずなのに・・・。
もちろんJリーグ本体がきちんと仕事をしていない。リーグの価値を上げていない。
そういう部分はあると思います。
だけど浦和レッズは世界に挑む。野心と志をもったクラブでなければならないのではないでしょうか。
湘南ベルマーレにとっての遠藤航
遠藤航は湘南ベルマーレが下部組織から大切に育ててきました。いずれ日本を背負って立つ選手に。そして世界へ。彼の成長を見るにつれ、それは夢物語ではないことが分かるようになりました。しかし一方でボロボロのスタジアム。責任企業すらついていない。湘南ベルマーレというクラブには未来があると信じていますが、今は足りないものが多すぎる。彼の成長にクラブが追いつけるのかとも思っていました。
僕だって彼と一緒にアジアを戦いたい。世界に行きたい。
だけどそれは・・・。必ずそういうクラブに。だけど今はまだ。
本当は彼と一緒にもっと上を目指せたらどんなに嬉しいか。
遠藤航が移籍した浦和レッズは世界に挑む偉大なクラブだったんだと思わせて欲しい
だからせめて遠藤航が移籍した浦和レッズというクラブは世界に挑む偉大なクラブなんだと。志をもったクラブなんだとそう思わせて欲しいと思っています。
阿部勇樹の後釜というそういう意味での遠藤航ではなくアジアを制して世界に出るための。そのための遠藤航なんだと。
相手がアジアの王者だろうが南米の王者だろうが欧州の王者だろうが勝ちに行く。
そのための補強。
日本サッカーの価値すらも引き上げるような、そういう野心があるからこそ遠藤航を獲得したんだと思わせて欲しいです。
いつか必ず遠藤航をもう一度迎えよう
今はチームを離れるという決断をしましたが、いつかは湘南に戻ってきたいという気持ちを持っています。いつか、選手として、もしくはスタッフとして、どんな形でも湘南に帰ってくることができたら、チームを強くするためにプレーしたり、スタッフとして力を注げたらと思っています。
遠藤航はもう一度戻ってこられたらいいと言ってくれています。
浦和レッズに彼をとられたことは悔しくてたまりません。
だけどベルマーレをみんなの力で彼にふさわしいクラブに成長させましょう。
彼が戻ってこられるように。もう一度一緒に戦えるように。
みんなで出来ることをやってきましょうよ。悔しいからいっぱい落ち込んで、それが終わったらまたみんなで頑張りましょう。