すこしづつ長いエピソードが増えてきました!
ただしここまで読めば癖のある文体にある程度慣れてくるはず!
ネオサイタマ炎上①の終盤にかけて怒涛のごとく名エピソードが!
サプライズド・ドージョー
アニメイシヨンの感想でヒュージ=サン嫌い!とかボコスコに言っていました。
ニンジャスレイヤー第六話感想。ユカノのバストは豊満である。豊満重点!おっぱいおっぱい!
たしかに彼は卑劣な男ですが知能派のアースクエイク=サンやヘルカイト=サンに利用されているような側面があったこと。
彼自身が負傷によりシックス・ゲイツとしての座が危うくなってたことなどが描写されておりすこし不憫に思ってしまいました。
常にパーフェクトを取れるはずがひとり外してしまうなど・・・アニメイシヨンとはすこし違う印象を持ちました。
また、このエピソードには気になる描写が。
「平安時代から続いた二十四個の有力ニンジャクランの、哀れな末路の象徴でもあった。」という一文。
ニンジャクランにもいくつかの系統がありそれによって特性が違っているということがなんとなくわかってきたのですが、なんだかニンジャは一度滅びたというような表現。
じゃあなんで今ニンジャが台頭しているの?そもそもなぜ滅びたの?
ナラクニンジャのような名のあるニンジャも24の系統に属しているの?それとも異能の物?とかいろいろ思うことが。
それとゲンドーソー=センセイはこの時点で初めて師となったんですね。
これはアニメイシヨンでは良くわからなかった。そう思うとよりセンセイの教えのひとつひとつが貴重に思えて・・・。
ラスト・ガール・スタンディング
アニメイシヨンではこの話を見て「ただの奇抜な物語ではない」。
そう思ったラスト・ガール・スタンディング!
アニメでもわりと詳しく描かれていたのですがやはり小説もいい。
アニメは普通に面白くないですか?とか感想を書いてますね。
ニンジャスレイヤー第四話感想。ユウジョウ!あれ?このアニメ普通に面白くないですか!?
いままで勝ち組サラリマンなどの偽りの「ユウジョウ」が多かったニンジャスレイヤーなのですがヤモト=サンとアサリ=サンの見せた真の「ユウジョウ」。そして別れ。
命懸けでヤモトを助けようとするショーゴー=サン。己の生命を維持するために他人の生命を吸う、アブソープション・ジツ。
致命傷を負いながらもなおもそのジツを使わずに(ここもアニメイシヨン時点ではイマイチ理解していませんでした)、それどころか「お前は俺とは違う。友達がいるし、これから先の事も考えられる。だからダメだ、ソウカイ・ニンジャなんて、くだらねぇ」と彼女を思う。
サプライズド・ドージョーでドラゴン=センセイがニンジャスレイヤーに「キンカク・テンプルノの高みに昇るべき崇高なソウルを宿している。」と発言していましたがこのマッポーの世の中だからこそ彼らのような人間性を持った人たちがより美しくクローズアップされると思うんですよね。
アニメでも思ったんですがやっぱりただの奇抜な物語じゃないですよね。
人間の持つ勇気や善性が描かれているところもニンジャスレイヤーの魅力ではないかと感じました。
フィスト・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・オハギ
弱きものの用心棒をつとめていたサカキ・ワタナベ=サン。
デッカーとしてネオサイタマを守るストレスからオハギ中毒に。
いつしか妻と娘に逃げられたものの来月の娘の誕生日には会えることになっているとのこと。
そんな彼に「あなたは尊い仕事をしている」と話すニンジャスレイヤー=サン。
というエピソードなのですが・・・。
実はこのサカキ=サン。
元ソウカイシックスゲイツで最強とも噂されていたタタミ・ケンの使い手インターラプターだったのです。
しかも彼は生来の殺人嗜好者で妻と娘のエピソードも偽りどころか実際には殺害した後輩刑事の妻と娘を自分の妻子と混濁させてしまったものだったのです。
僕はこのエピソードを見てアニメイシヨンの16話を思い出しました。
私はそうは思わん・・・。感傷こそが人を人たらしめるものだ。
私もお主らも所詮は同じ穴のラクーン。単なる殺戮者だ。
そして感傷こそが・・・殺戮者を人たらしめる
最後の・・・
最後の・・・
最後の・・・っ!!
というセリフがあるんですが、インターラプター=サンは一度最後の一線を超えてしまったのかもしれませんがそこから逃れ単なる殺戮者ではなく人として生涯を全うできたのは幸せだったのかなと感じました。
なにしろ1巻は終盤にかけて本当に良いエピソードが多くこれはただの奇抜な物語ではないぞ。もっと人間の深いところを描いているぞと何度も感じました。
ボーン・イン・レッド・ブラック
記念すべきアニメ版第一話です。
アニメ一話のやりとりで下のようなものがあるんですが
草木も眠るウシミツ・アワー
荘厳なる鳥居は
壮絶な戦の 開始点と化す!
主人公「おっとり刀で駆けつけたか?この腐れねずみめ」
敵「ソウカイヤに楯突く行為がいかなる罪を招くか」「貴様はこれから知ることになる!」
主人公「おお、そのクロスカナタのエンブレム!」「オヌシらの名はソウカイヤか、覚えたぞ!」
敵「貴様の目的を言うがよい!」
ニンジャを殺す!
当然お主も殺す!
ソウカイヤのニンジャを全て殺す!
ニ ン ジ ャ を 全 て 殺 す
敵「なんたる狂人の戯言」
主人公「果たして戯言かな?」
これは原作からカットしてこうなっているんですね!
原作をそのまま抜き出すとリズムだとかそういうものがアニメイシヨン向きにならないんでしょうね。
こんなところにやっぱりアニメスタッフっていろいろ考えてやっているんだなあと感心したりしました。
1巻全体を通しての感想
最初「!!!!!?????????」とニューロンが焼き切れそうな衝撃を受けるものの世界観がわかる話がすこしづつ挿入され、ラスト・ガール・スタンディングやフィスト・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・オハギなどの「だたの奇抜な物語ではない」「心に響く話」が入るのでだんだんとスラスラと読めるように、そして続きが楽しみになりました。
それとアニメイシヨンはニンジャスレイヤーの「ちょっと(かなり?)ぶっ飛んだ世界観」を上手く表していると思いました。あのFLASH演出もニンジャスレイヤーだからこそ少しづつ慣れていけたのかなあと思ったり思わなかったり。
原作も慣れるのに多少時間を要しますしそういう意味でとてもニンジャスレイヤーしてたのかもしれないですね。
さてさて次からは感想は2巻に入ります。まったり更新になりますがよければ読んでくださいませ。
ニンジャスレイヤーのお話はこちらから