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残留。ありがとう。

かつてパラシオスという偉大なDFが湘南ベルマーレにいた。

コロンビア代表としてW杯にも出場した彼の実力を見たときに「J1への昇格を確信した」という言葉を聞いた。しかし彼の力をもってしても湘南ベルマーレのJ1昇格は現実のものにはならなかった。

 

 2005年。吉野、白井、裕哉、良和・・・他にも多くの選手が戦力外になった。

そしてヤス・・・。ベルマーレのために戦い続けてくれた生え抜きの選手を、それでも前に進むために切り捨てなければならなかった。

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08年にはJ2上位にクラブを導いた菅野監督との契約を更新しなかった。加藤望、斎藤俊秀。J1昇格のため死に物狂いで戦った選手たち。09年に悲願のJ1昇格を果たした時に彼らの姿はなかった。

 

2010年、J1。

しかし湘南の太陽であり象徴であるアジエルをJ1のピッチに立たせることはできなかった。両足に痛み止めを打ち続けてまで昇格に貢献してくれた男に僕たちはJ1という晴れ舞台を用意してあげられなかった。

田村雄三は無理をした代償を払うことになり引退。ジャーンとも別れることになった。初めてのJ1はあまりにも僕たちには厳しい場所だった。

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2013年。湘南ベルマーレとして二度目のJ1。

反町監督。田原。幸平。他の多くの選手たち。

「みんながチームを去り、僕だけが残った。」そう話してくれた坂本紘司でさえも再び選手としてJ1のピッチを踏むことはなかった。

前に進むため。多くのものを犠牲にしなければならない。そう分かっていても整理するのはいつも簡単なことではなかった。

2013年J1。味の素スタジアムでハン・グギョンは泣いていた。

降格。

多くのものを犠牲にして挑んだJ1はそれでも僕たちには届かない高く大きな壁だった。

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2015/10/17。J1残留。

ベルマーレに今いる選手。残ってくれた選手。来てくれた選手。

本当にありがとうございます。あなたたちがいたからこのクラブは新しい一歩を踏み出すことができました。

昔ベルマーレにいた選手。ステップアップしていった選手。契約を打ち切らなくてはいけなかった選手、長い間ベルマーレを選び続けてくれた選手。一年でいなくなってしまった選手。

本当にみんなありがとうございます。

ベルマーレというクラブに来てくれてありがとう。そしてたくさんのごめんなさい。

あなたたちがいたから今のベルマーレがあります。

あの日どうしても行きたいと思っていた場所に行くことができました。

あの日どういてもここにいたいと思った場所にいることができるようになりました。

あなたたちがいなかったらたどり着くことができませんでした。

連れて行ってくれてありがとう。

いなくなってしまった選手のことずっと覚えています。いつかいなくなってしまう選手のことずっと覚えています。

本当に心からのありがとうございます・・・。