FC東京戦は悔しい敗戦でしたが見ごたえはある試合だったのでそれは良かったと思います。ただ試合後の議論などで気になる点があったのでそれについて僕なりの意見を言わせてもらいたいと思います。
チョウ・キジェが判定に怒って冷静じゃなかったという議論について
まずはチョウ監督が冷静じゃなかった。悪いことだという意見です。
チョウ監督がこの試合で飛びかからん勢いで激昂したのは、河野が何か言ったシーンとバックスタンド側で衝突したようなシーンがファールの判定にならなかったシーンだと記憶しています。
チョウ監督はその時は興奮していましたが4バックのような形にして遠藤航を前線にあげたりするなどきちんと戦術的な采配を見せていました。
チョウ監督の怒りで冷静さを失い無謀な采配をふるったということはありません。
4バックも航を前線に上げるパターンもすでに見たことのあるもので、窮地に陥って奇策をうったというわけではありませんでした。
そしてここは本当に重要なことだと思うんですが、プロサッカー選手だってひとりの人間です。そのクラブの環境や状況でモチベーションは上下するものです。
特に会社で言えば上司に当たるであろう、監督はそのモチベーションに大きく影響します。
つまり選手だって監督に、「嬉しかったら一緒に喜んで」「悔しかったら一緒に泣いて」「理不尽なことがあったら一緒に怒って」欲しいんですよ。
自分たちの大将が一緒になって本気で戦ってくれるから頑張れる。自分たちのことを想ってくれるから戦えるんです。
だからあの場面であのくらい怒っていい。冷静さを失うくらい怒ってもいいんです。
僕はあのプレーをただ冷静に見つめて何も言わないことが良い事だとは思わないです。
それにチョウ監督は立派でしたよ。
試合後の会見では「FC東京はフェアだった」とい言ってましたし、怒ったことに対して反省もしていました。
チョウ監督はジャッジの基準そのものに怒っていたみたいです。
宜しければコメントが載っていますのでご覧下さい。
2015年4月12日(日)1st 第5節 VS FC東京 « 湘南ベルマーレ公式サイト
武藤の時間稼ぎの時のベルマーレの選手のプレーが悪質だと議論について
武藤が時間稼ぎをしていた時にベルマーレの選手が悪質なプレーをしたという議論について。それは断固として違います。
それどころかあれは両チームともにプロとして勝つために最善を尽くした良いプレーです。
プレーの内容はコーナー付近で時間稼ぎをする武藤とそれを阻もうとする湘南の選手というものです。
はっきり言えば湘南の選手のプレーはファールです。
でも悪質ではないですよ。この状態から足を思いっきり削りに行ったとか肘打ちをかましたとかならともかく、ユニフォームを引っ張るこのプレーなら怪我はしないです。というか武藤もすごいんですよ。普通だったら倒れてしまう圧力の中で全然倒れなかった。この状況ではいつまでたってもボールは取れませんから、ファールになってもいいから仕切り直しになって欲しかったです。
なのにこの状況でファールにもさせてもらえないんですもん。ここまでさせた武藤がすごいですし、ベルマーレの選手も怪我をさせない範囲内で勝つために最善を尽くしました。
結局そのあとのプレーで永木がもう一度ファールで武藤のプレーを遮ったおかげで、試合終了間際に最後のチャンスが訪れました。(得点は入れられませんでしたけど)
間違いなく反則ですけど相手を大怪我させたりするようなものではないですよ。東京の選手やサポーターが怒るのはもっともなことだと思いますけれど、永木だって勝つためにプロのプレーをしたし、武藤も勝つためにそうしたわけです。
お互いがプロとして勝つために最善を尽くしたんですから僕は良いプレーだったんだと思います。
これがダメならカニーニが菊池大介を止めた「プロフェッショナルファール」
あれだってダメですよね?
このプレーを見て湘南ベルマーレの選手をむやみに批判したり、時間稼ぎについて文句を言うのは底が浅い。
これは勝利のために繰り広げられた、プロフェッショナルのプレーです。
それと最後に素朴な疑問なんですが・・・。
この状態の時・・・
もう1人がピッチの外から回り込んでボールを奪うのって禁止されてるんですか?
審判に詳しい方、誰か教えて~~~~!
関連記事