FC東京くん。
君がポゼッションしているところを思いっきりプレスをかけたかった。
DFラインで回しているボールを掠め取って、ゴールを決めたかった。
だけどあの頃の君はもういなかった・・・。
すっかり変わっちまったよ・・・。
・・・
ということでハリルホジッチ日本代表監督も見に来たこの試合。
ポ将時代から比べて「変わった」とは聞いてはいたのですが我らがベルマーレがJ2に落ちていたので対戦する機会はなく。
きちんと見たのはこの試合が初めてだったのですが、本当に変貌していました。
きちんと守ってカウンター。
守備力のある森重とカニーニがいる上にボール刈りの達人米本も。
権田もさすがに代表選手でした。(権田じゃなかったら一点くらい入ってたと思う)
前線には反則外国人(武藤のこと)を配置しており確かにこういうサッカーやるにはいいメンバーだなと思いました。
すっかりイタリアナイズされちゃって・・・。どこか繊細なFC東京くんからボールを狩ろうと思ってたのに。
試合はしっかり守るFC東京にベルマーレはどうしても深い位置まで侵入させてもらえず。いわゆるやらせてもらえない展開に。
ただしこちらもバイアと遠藤航が極めて安定しており相手に肝心な部分はやらせません。とはいえ塩試合というにはエキサイティングな前半でした。
正直後半もボコボコにやられてた感じはしませんでした。
実際2013に勝利した時よりも良かったんですよね。FC東京がしっかり守備から入ってきたことを差し引いても、非常にハードワークして守備も安定してましたし。
ただ最後の精度の差。これもJ1に上がるとずっと言われていることなんですが、ここを埋めていかないと・・・。
失点のシーンは左サイドからのクロスを武藤が決めたんですけどね。
むしろポイントは左サイドの太田宏介。彼が前半からずっとピンポイントでクロスを上げていて、あそこできちんと良いボールを蹴れるのがやっぱり差なんですよね。
正直武藤はしょうがないです。彼は反則外国人(みたいなもの)ですから。
でもひとりひとりが精度を上げること。ここは頑張って向き合って少しづつ前進していかないと。
・・・
そうして細かい部分の差を感じつつ、結局最後は反則外国人ムトウの鬼のような時間稼ぎに(これは冗談ではなく褒めてます。なんだよあの鬼フィジカル)屈し0-1で敗戦。
まあ悔しいけどあの展開の0-1でも塩試合にならないところはベルマーレの魅力なのかなと思ったり思わなかったり。
それと残留云々に関しては本気で心配しなくていいのかなと。
開幕5試合を終わって昇格した時に必ずあった、ボコボコにされて歯が立たないというのがありませんでしたので、そこは希望をもっていいんじゃないかなと思いました。
勝ち点7あるしね。
最後に
遠藤航はそう遠くない未来に日本代表に呼ばれます。あのメンバーの中に入ってもあのクオリティ。経験すべてを糧にして加速度的に成長しています。
それと永木。2012年あたりから比べると最も成長しているのが永木。
あの頃は相手にパスを引っ掛けてヒヤヒヤしていたのですがそれもだいぶ少なくなり(なくなったとは言ってない)、相手をフィジカルでぶっ飛ばし、タメを作り、時には前線に強引に運んでいく。強い選手になったなと感じます。
チョウ監督が「その人の成長がチームの成長に繋がる選手がキャプテンをやるべき」という趣旨の発言をしておられましたが、彼の成長とベルマーレの成長がまさにリンクしていますね。
代表に入れるかどうかと言われるとまだ分からないですが、永木に関しても代表を意識すべきだし狙っていくべきだと改めて感じました。
本当に悔しい悔しい敗戦ですけれど、それでも前に進んでいくしかない。
おいパッカくん! 聖地Shonan BMWスタジアムでセクハラはやめたまえ #bellmare pic.twitter.com/lOnOYlX4Np
— SR (@sr2460) 2015, 4月 12