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鹿島戦のゴールキーパー秋元陽太のビッグセーブはゴール裏からだとテレビで見るより絶望的な状況だったんだけど、それについて解説します

鹿島戦の秋元のビッグセーブは現地で見るとシュートを打たれた瞬間、「絶対入れられた!」と思うほどのものでした。

テレビで見るとそういう感覚的なものが分かりにくい感じがしたので少し解説してみます。

 

まずそのセーブなんですが動画の2分27秒のセービングです。

www.youtube.com

 

 下の画像は秋元がクロスをパンチしきれなかったシーンです。

本当はゴールエリアの外まで弾いてくれると二次攻撃で大きなピンチになりにくいのですが、ここではかなり近いところにパンチングしてしまいました。

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 急いでポジションを取りなおす秋元。

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以前解説しましたがゴールキーパーの正しいポジショニングはゴールの中心とボールを結んだ位置。

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クロス対応でこれだけポジションがずれた後に即座に正しいポジションに修正しているのを見て「ほんとこういう細かいところちゃんとしてるなあ」と感心しました。

(↓この時点では相当ポジションずれてますよね)

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この状態からボールから目を離さずにゴールを見ずに修正するのは難しいですよ。

学校のゴールとかでやってみたらわかると思います。

 

しかしせっかくポジションを取り直したのに今度は横に振られることに。

この連続攻撃はきついですね。

横に振られた瞬間急いでポジションを修正します。

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ちょっと右足に重心がかかっていたのを急いで修正して左にステップしましたが振り回されすぎてポジション修正が間に合ってませんでした。

 

(なんか画質が荒くなってしまった)

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この時点でまだ左にステップしていますね。さらに悪いことに、左にステップすることで着地した時に重心が左足にかかっているように見えます。

ボールが飛んできたのは秋元から見て右方向ですから完全に逆をとられています。

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これは本当にさすがだと思ったのですが、まず膝を曲げて重心を右に移し直しました。

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ちなみにこのプレーなんですがこの時点でかなりシュートが近くまで来ているんですね。と、いうか

ゴール裏で見ていると、絶対に届かないんですよ!

横にさんざん振られてるし重心もなんとか右に移した程度だし、体はまだ左に流れ気味だし。現地にいるとゴールが真正面から見えますから明らかに体制が悪いのがよく分かったんです。

ほかの人も「やられた!」と思ったのではないかと思います。

ちなみに僕は入れられたと思ったらなぜか秋元が触っていたという記憶しかありません。

 

現地ではなんでシュートに触れたのか分からなかったのですが、何回もリプレイを見てようやくわかりました。

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上の画像から比べてわずかに右にポジションがずれていますよね。

わかりやすいかと思ってアップにしてみたんですがよくわからないかも・・・。

ビデオをスローにするとかyoutubeをストップしながら動画を見るとわかります。

www.youtube.com

 

2分28秒のところ。ゆっくり見ると分かります。

秋元はここでいきなりジャンプをせずにわずかにステップしました。

ゆっくり見たら確かにしています。

ステップをすることでボールを追いながら重心をかけ直し、なおかつタイミングを調整することにも成功しました。

これは現地でみていてもわからなかったです。

 

焦って飛ばずにステップし直したことがこのギリギリのプレーを生みました。

 

 

ちなみにこの秋元のセービングですが、実はゴールキーパーの基本的な飛び方ではありません。

このサイトを見ていただくとわかるのですが

 

ゴールキーパーのセービング練習「後ろではなく前に飛ぶ」 | サカイク

 

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セービングの基本は、前に飛ぶことです後ろに飛んではいけません。後ろに飛んでしまうと、ボールを弾いた場合にそのままゴールを割ってしまう可能性が高くなってしまいます。また、同じ距離を飛んだ場合、前に飛んだほうが防げるシュートコースが広がります

 

前に飛ぶのが基本なんです。

ただしこの場合、基本と違う秋元のプレーは正しいと思います。

もしも前にセービングしたら、秋元はボールを通過してしまいますから。

そのくらいボールはゴールのすぐそばまで迫っていました。

 

 

(前に飛んだら秋元はボールが通過してしまう。)

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 よって秋元はより距離を多く飛ぶリスクを背負って後ろに飛ぶことを選択しました。

(頭で考えたというより体が瞬間的に動いたんだと思いますが)

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 結果はナイスセーブ。勝利を引き寄せるビッグプレーだったと思います。

このプレーを可能にしたのは秋元が取り組んでいる筋力アップのおかげだと思います。十分にステップや準備ができない中で跳躍力を出すにはパワーをつける必要がありますから。

よく筋肉がつくと動きが重くなると言いますが正解ではありません。

最速の男たちである。100mの選手なんかみんな筋肉ムキムキです。体全体のバランスに十分に気をつけなければいけませんが、筋肉はバランスよくつけていくべきなのです。

 

182cm/83kgと筋力アップに誰よりも真摯に取り組んできた秋元は今年の抱負も筋肉量増加です!助走やステップで勢いがほとんどつかなかったんですから筋肉で飛ぶしかない!!秋元の日頃の取り組みが活きた結果のビッグプレーです。

湘南ベルマーレ|選手・スタッフ

 

本当に鹿島に勝ててよかったです!

 

そしてこの記事を書いたものとして

3失点した湘南ベルマーレのゴールキーパー秋元陽太が叩かれてるみたいだけど実際に責任があるのか分析してみた

 

秋元が褒められているのを見て嬉しくなりましたよ!