先日の福島ユナイテッド戦から湘南ベルマーレのスピリットブックが配布されました。
1月31日の福島戦にて「SHONAN BELLMARE SPIRIT BOOK」を来場者プレゼント « 湘南ベルマーレ公式サイト
企業理念やクラブの生い立ちなど普通の会社ならば会社案内に当たるものです。
このスピリットブックの最後の方に広報の遠藤さちえさんのボイスがありましたがその内容がなかなかすごいです。
学校を卒業したあとどうしてもJリーグクラブで働きたかった遠藤さん。
しかしJリーグクラブにつてがなかったため各クラブにお手紙を送ったそうです。しかし当然返信は無し。
チャンスは突然舞い込んだ、とあるように、当時のベルマーレ平塚から「外国人選手の家族のお世話」という仕事が空いているという話が。
ポルトガル語は喋れなかったにも関わらず「絶対話せるようになる」と言って入社。
普通しゃべれなかったら仕事受けないですしクラブもしゃべれる人を雇うと思うんですが・・・この状況からJリーグクラブに入社するってなかなかすごいですよね。
その後も言葉はなかなか喋れるようにならなかったようで、毎日泣いていたそうです。5年間ですよ。普通絶対辞めますよ。
親会社撤退からクラブがどう変わったか自分がどう変わったか。
長い文章ではないですけど何が起こったのかよく分かるように書かれています。
ちなみに現在では広報として働いている遠藤さん。
今ではサポーターからすごく人気のある方でクラブに欠かせない存在になっています。(いつもいろんな方から声をかけられていますよ)
最後は
入社して、泣いてばかりいたあの頃の自分に言ってあげたい。
私は夢を叶えて、19年経った今でもココロを動かしているよ。
クラブはこんなに根付いて、スタッフと選手の想いが1つになっているよ、って。
と締めくくられていました。
これを見るとサポーターも頑張ってもっとベルマーレを良くしていきたいと素直に思いますね。
そしてほんの小さなチャンスをガッチリ掴んだ遠藤さんはすごいと思います。
ちなみにこのスピリットブックですがサポーター団体の代表の方や産能大の学長さんの話も載っています。前回の記事でも話しましたが写真が多くて内容もわかりやすいので是非一度手にとって読んでみるといいと思います!
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