日本代表のアギーレ監督が解任されましたね。
この騒動の中で僕の周りでは、JFAの原博実をはじめとしたアギーレを任命した人間の責任を追及する声が数多く聞こえます。
僕も責任の取り方として辞職以外の方法はないと思います。
アジアカップやW杯の結果だけではなく
もちろんアジアカップとW杯の結果に対する責任は非常に重いですが、一発勝負とは事故が起こるもの。それだけで単純に責任を取らせるのも思慮が浅いと思います。
ただ、近年のJFAは厳しいアウェイの環境での試合を減らし、キリンカップなどの強化の意味合いが薄い試合ばかりを優先するようになっています。
アディダスの意向に沿って背番号が決まる、原博実が選手選考の実験を握っているなどの嫌な噂もありますね。
スポンサーに金は出させつつ、大事な強化の部分では戦うのもJFAの重要な役目。
それを放棄してサッカー協会の収益ばかりを気にしているのは明確な落ち度といっていいでしょう。
稼いだお金が結果を出していない
日本サッカー協会が稼いだお金は選手の育成などに使われます。
基本的にJリーグクラブに還元されることはありません。
しかしアンダーカテゴリーでの日本代表は惨敗続き。アジアを勝ち抜いて世界に行くことすらできません。
トーナメントの一発勝負で一回負けたくらいならば事故とも言えますがこう立て続けに起こってしまっては、サッカー協会に責任がないとは言えないでしょう。
オリンピック代表などJリーグのトップチームで活躍する選手が増えると、アジアレベルの予選で負けることは少なくなりますから、Jリーグクラブや海外組の力を借りなくてはアジアすら突破できない、日本サッカー協会の育成自体が間違っていたと言われてしまっても仕方がありません。
悪しき慣習を断ち切らなくてはならない
かつて「俺は加茂と心中する」と話していた長沼会長も加茂監督を更迭したものの辞任はせず。ドイツW杯で惨敗した際にも川淵会長は「オシムと言っちゃう」ことで責任問題を曖昧にしました。
何かあった時にトップが逃走し、とかげの尻尾切りをすることは日本の組織の悪しき伝統です。すべてのスポーツの頂点に君臨するサッカーでそんな組織では世界に勝てません。
長い時間をかけて育成段階から日本サッカー界を壊してきたんですから、悪い慣習を断ち切る意味でもここは責任者が総辞職する以外の責任の取り方は有り得ません。