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J2 第38節 湘南ベルマーレ対コンサドーレ札幌戦。

日曜日はJ-22の試合を見に、shonan BMWスタジアムに言っていたのでリアルタイムでは試合を見られませんでしたので後で試合を見返しました。

 試合自体は試合開始してすぐに一点を取られ、チョウさんがず~~っと戦術ボードと睨めっこするような展開でした。

 

狙われた岩尾の高さ

 

札幌に狙われていたのは岩尾でした。

 

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失点シーンが非常にわかりやすいと思いますが、DFラインの深い部分、つまり高さのある丸山との勝負を避け、わざわざゴールから遠ざかって岩尾と勝負していました。

 

実は僕はHOMEの栃木戦で、怪我で離脱している菊池俊介の動きを中心に見たことがあります。

ベルマーレ12連勝。湘南ベルマーレ対栃木SC戦

 

この記事でも触れたんですが、CB出身の俊介は丸山と連携して、実に上手くハイボールを跳ね返すんですよ。

ベルマーレのCBは左右が高い位置を取るため、時に俊介がCBのような役割を果たすことでバランスをとっていました。

そこが岩尾に変わった上に、都倉に執拗に狙われた為、押し込まれる展開になってしまいました。

ただ、これは岩尾のせいとばかりはいえません。

好調時にはFWから強烈なプレスをかけていたので、相手はまともなロングボールはほとんど蹴れなかったんです。

最近は前線の組み合わせが変わったため、プレスが思ったように機能せず精度の高いボールを放り込まれることが増えました。

以前はちょっとでも甘いボールは航、丸山、俊介がほとんど跳ね返していたのですがここのところメカニズムが崩れてしまっていますね。

 

アンドリューと岩尾の位置を入れ替えなかったチョウ監督

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ここからチョウ監督はず~~っとボードと睨めっこをしていました。

あくまで推測ですが高さのあるアンドリューと岩尾の位置を入れ替えるか、全く違う布陣にするかで悩んでいたんだと思います。

結果選択したのは、岩尾out 梶川inという選択。

タブルボランチを航と梶川にしてアンドリューは少し前の方に位置していました。

(実況でアンドリューはボランチと言っていましたが、それにしては随分前にいたように感じました。)

岩尾は攻撃的なボランチでは配給力が活きないという判断なんでしょう。

 

不運だった二失点目

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この交代が功を奏し、流れがベルマーレに来ていたため二失点目は本当に悔やまれました。上里はがあそこでシュートを打ったこと自体を褒めたいです。素晴らしい判断でした。これで本当に苦しい試合になってしまいました。

 

最後の15分は良くなるも、点は奪えず敗戦

後半に入ると、精神的に余裕のある札幌にペースを握られてしまいます。

ブロックを作った相手にカウンターを食らう展開。

最後の15分くらいでアンドリューがより前に行くことで、少しづつ状況を打開していきました。なんか今日、初めて彼がすごく期待されている理由がわかった気がしましたね。走力的にも相手を上回り、ようやくらしさが出てきましたが、時すでに遅し。

結局得点は奪えず、2-0の敗戦。

 

失ったのは勇敢さというよりもメカニズム。

調子が良かった頃のベルマーレは、前線からのプレスによって相手に苦し紛れのパスを出させそれをカットしていました。

ロングボールに関しても丸山と俊介のセンターラインが優秀だったため、適当なボールはほとんど跳ね返していました、

俊介の不在や前線のセットの変更によってそこが機能しなくなりました。

またウェリントンの不在により、ロングボールの数自体が減っています。

丸山、航、三竿といったキック能力の高い選手の能力が活きてません。

やはり前線に高さのある選手が一人は必要でしょう。

それと左サイドなんですがWBが三竿、CBが島村のセットだと連携して崩すことができません。


2014/03/16 [J.League Division2 第3節] vs コンサドーレ札幌 ...

 

千葉戦の一点目を始め、今年多く見られたのが大介がカットインして三竿が追い越す動き。しかしカットインををしたがる上に右利きの島村がDF、左利きで縦に抜ける三竿がWBではそのような連携で相手を崩すことは出来ません。

ここまでメカニズムが崩れてしまうとやはり好調時のようにはいかないでしょう。

 

最後に・・・やっぱりチョウ監督は三竿をどうにかしたいんだと思う

長崎戦でボランチ、今回はWBをやった三竿。

WBはゲーム中のポジション変更で何回かやっていた覚えがあります。

現状、左のWBは右利きの選手しかいないので三竿にWBの動きを覚えて欲しいんだと感じました。

ロッベンやC.ロナウドのようにカットインして独力でゴールに持っていけるならまだいいのですが、そうでない場合むやみにカットインをすると、中央が交通渋滞を引き起こしてしまいます。

チョウ監督は三竿を外に走らせることで、相手を外に吊り出していたのですが、J1でもこのパターンが通用するかはわかりません。カットインさせてもらえない可能性があるからです。

その場合WBから単純にクロスを放り込むことは必要になってくるでしょう。

前回のボランチ起用といい今回のWBでの起用といい、三竿にユーティリティ性をもたせたいと考えているんでしょう。

敗戦はすごく悔しいですが、モチベーションの問題、選手の離脱、来季やそれ以降への準備など難しいタスクを要求されてますね。

なによりやはり相手のモチベーションが高い。

 

非常に残念な試合でしたが、難しい状態ですね。

これを乗り越えてもうひと皮むけて欲しいです。

 

 

この方のメルマガで、アウェイ山雅戦のものがすごく参考になりました。

興味があれば見てみると面白いかもしれませんよ。