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ベルマーレ対ジュビロ戦とフットボールに大切なこと

ベルマーレ。ジュビロに2対1で勝利しました。

レビューを普通にやろうとも思ったのですが、W期間中ですのでそれも少しからめて記事を書こうかなと思います。


試合は序盤からハイテンションな攻防で休む暇を与えません。
ジュビロはわりとスローテンポな試合が多いので、この展開には面喰いました。

そしてとにかく試合が途切れず常に縦に速い展開が


超面白い!!!!!




ここの所消化不良の試合(代表選含む)が多かったので本当に楽しい。
そんなハイスピードゲームの中、ジュビロの一瞬の油断から大介がすばやくリスタート。
航がクロスを上げて岡田がヘディング。
八田にはじかれましたが、再び岡田が押し込んでゴーーーーーーーール!!!
これは大きな先制点!!!


その後も試合は落ち着く様子はなく、球際での激しいぶつかり合い、素早い攻守の切り替えが続きます。追加点を取りたかったのですが、そこはジュビロ。
ベルマーレがブロックを作っているにも関わらず、フェルジナンドが豪快なミドルシュート。
無理やりゴールにねじ込みます。
J1の頃に何度も味わった暴力的な個。
久しぶりに味わいました。

しかしベルマーレも反撃。CKから相手DFのオウンゴールを誘って2-1に。
さらに畳みかけたいベルマーレ。
守りに入らずに鋭い出足でボールを奪い、前線へ。
そしてそれをCBまでもが追い越してチャンスを作っていく。
ジュビロも黙ってはおらず、時にはプレスをいなして危険な攻撃を仕掛けていきます。

しかしスコアは動かず2-1でベルマーレの勝利。
遂にあの磐田に勝利しました!
99年以来白星がなかったそうですね。


この試合は本当に球際、前へ行く気持ち。
お互いの意地とプライドがぶつかった好ゲームでした。


ここで少しだけ日本代表の話をしたいんですけれど、ポゼッションサッカーって本当に攻撃的なんですかね?僕はベルマーレのサッカーにならされているので、縦に行けるときはリスクを負って攻めあがった方がより攻撃的だし、エネルギーを感じられて面白いと思うのですが。
また、フィジカルコンタクトを避ける日本の育成にも疑問を感じます。
球際で負けない、チャンスがあったら最短距離で縦にいれる、相手より多く走る。
全てサッカーのスタイルとは関係なく、フットボールをするうえでおろそかにしてはいけない、基本中の基本だと思うのですけれど。

また、Jリーグはレベルが低いので見ないという方が非常に多いですけれど、僕はこの試合、世界最高峰の舞台の凡戦の数百倍面白かったです。
まだ日本のフットボール界にレベルや勝利以外の尺度が根付いてないのかもしれませんね。
ちょっと悪口になっちゃうのですが、レベルの高いサッカーを見ているという自尊心とそれをかっこいいと思っている人たち」」+がいるので、Jリーグを見たらそのアイデンティティが傷ついてしまうのかもしれません。
僕も昔そうでしたので分かりますよ。

ただ、世界の多くの地域でサッカーはダントツのナンバーワンスポーツなんですよね。
貧しい国も、豊かな国も、国の威信をかけて強化をしてくる。
そして強豪国には多くのクラブチームとそれを支える強烈なサポーターがいます。

4年に一回サッカーを見る大半の人たちと、国内リーグを死んでも見ない人たちが大勢いるんじゃ、W杯での躍進なんてありえないんですよ。
そんな貧弱なサッカー文化しか持たない国が世界を驚かすことなんてできません。

それがいいとか悪いとかじゃなくてそれがフットボールの世界に横たわる現実です。


非常に毒々しいことを書きましたが、この試合は最高のエンターテイメントでしたし、サッカーの本質というものを教えてくれました。
素晴らしい試合を見せてくれた、両クラブに感謝いたします。