J2に降格した翌年。
2011年。
僕は公務員試験の勉強を続けていたので、あまり試合を見ることはありませんでした。
しかし伝え聞く戦況は芳しくありませんでした。
J1でボロボロにされたチームの再建は容易ではなく、成績は過去最低の14位でした。
この年で多くの選手が退団しました。
西部、野澤、田原・・・
そして神の子アジエル。
その他の主力も軒並み流出し、さらに反町監督までもがチームを離れました。
後任にはヘッドコーチから昇格したチョウキジェが就任しました。
チョウ監督は監督経験のない新人監督でした。
某ネット掲示板では、不安が渦巻いていました。
ユース監督時代の言動などから「すぐにテンパり、冷静な判断が出来ない」「愚将」と書きこまれていました。
戦力を見てもJ2ですら実績の乏しい若い選手が中心になっていました。
若手を育てるならまだしも、古橋や下村といった峠を越えたベテランを獲得したことにも疑問符が付きました。
さらに運の悪いことに、2012年はJ3への降格がはじまる年でした。
「J3に降格するんじゃないか?」
2012年シーズンへの期待度はとてつもなく低いものだったと思います。