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強いからではなく・・・。(2)

06年は前年からメンバーを大幅に変更してスタートしました。


実際は毎年メンバーが入れ替わっていたのですが、前年に功労者を多数放出し、特にそういう印象が強い年でした。

初戦は日立台での柏戦だったと思います。
うろ覚えですが、ロスタイムに引き分けに持ち込みいいスタートが切れたと感じていた気がします。
しかしそれは大きな間違いでした。
主力を大量放出したチームの連携が整うはずもなく、J1で出場機会のない選手や、戦力外になった選手が中心では個の力で圧倒することもできません。
確かに加藤望は良いプレーをしていましたし、アジエルはJ2では別格のテクニシャンでしたが、チームの成績は低迷しました。

結局J2に降格してから最悪の11位。
前年に大粛清を行った結果としては、とうてい納得できるものではありませんでした。

僕が特に印象に残っているのはAWAYの神戸戦。
試合終了間際に加藤望が同点ゴールを決めた時のことです。
成績が低迷していたベルマーレは是が非でも勝たなくてはいけませんでした。
実際にゴールを決めた加藤望はすぐにボールを持ってセンターサークルに、駆け出していきました。
しかし他の選手は喜んでいるばかりで誰もついていかなかったのを、非常によく覚えています。
サポーターがその風景に激怒し、「早くもう一点取りに行けよ!」と叫んでいた。
そう記憶しています。

僕がベルマーレを見始めてから、クラブは全く上昇の兆しを見せませんでした。
J1昇格など到底望めない・・・。
周りで応援している人も、いつかベルマーレが日本のトップリーグに立つことを想像している人はほとんどいなかった、今でもそう思います。