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ハン・グギョンのカタール移籍から見る、韓国サッカー選手のステップアップの難しさ。

今年のW杯後湘南ベルマーレにも在籍していたハン・グギョンがカタールに移籍しました。

 

 グギョンは2012年に欧州からのオファーを断り湘南ベルマーレに残留をしました。その時のコメントに涙したサポーターも多いと思います。

ハン グギョン選手 2013シーズン契約更新のお知らせ « 湘南ベルマーレ公式サイト

 

しかしベルマーレは2013年にJ2に降格。

トップリーグ所属選手以外はW杯に出られないという不文律が韓国内にあるため、グギョンはJ1の柏レイソルに移籍しました。

その後W杯に出場したグギョンはいずれ欧州に旅立つと思われていました。

そんな矢先グギョンは柏レイソルから、中東のカタールに旅立って行ったのです。

 

日本人選手ならば24歳という若さでW杯にも出場した選手がカタールに行くことなどまずありえません。

しかしそこには韓国人のサッカー選手特有の事情がありました。

 

韓国人は29歳になるまでに兵役につかなければならない

韓国は北朝鮮と「休戦状態」であり「終戦」したわけではないということもあり、兵役の義務があります。

29歳になるまでつまり遅くとも28歳になるまでの間に兵役に行き、二年間軍務につかなくてはなりません。

ただサッカー選手には兵役期間中に軍隊のクラブに入ることが認められています。

これには条件があり、27⇒28になるまでのタイミングでKリーグに所属しておかなければならないのです。

下記サイト様に詳しく書いてありました。

韓国人選手の兵役についてのあれこれ - サッカーのお話

 

また、兵役自体を逃れるには

W杯のベスト16以上。

五輪でのメダル。

アジア大会優勝。

のどれかが必要となっており、グギョンはどの要件も満たしていませんので、兵役の義務が課せられることになりました。

これが彼のキャリアに影を落としたことは間違いありません。

彼は24歳ですから2~3年後にはKリーグに復帰しなくてはなりません。

欧州の下位クラブからすればこのような選手は転売することができないため獲得できませんし、欧州でのキャリアがないためいきなりビッグクラブに行くことはできません。彼が欧州ではなくカタールに移籍せざるを得なかったのはこのような背景があります。

 

2012年J1昇格の時点が欧州移籍のリミットだった


大学卒業前にJリーグに飛び込め!~敏腕代理人T・クロートの移籍条件~(1/3) [Jリーグ観察記] - Number Web - ナンバー

 

NUMBERの記事では欧州移籍のリミットは24歳と話しています。

しかし兵役があり、身の自由がきかない韓国人選手はもう1~2歳タイムリミットが早いように感じられます。

グギョンのカタール移籍は24歳の時。そして、欧州からのオファーはベルマーレが2012年にJ1昇格を果たした時、彼が22歳の時でしたので、年齢的に彼にとっては最初で最後のチャンスだったのではないかと思います。

このチャンスを犠牲にしてまでベルマーレに貢献してくれたグギョンのことを僕はずっと感謝していくと思います。

 

もう少し韓国人選手の移籍について書きたいと思ったのですが長くなったので次回にします。

更新しました。

イ・ホスンのケースから考える韓国サッカー選手のステップアップの難しさ

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